大学院入試では、大学受験と異なり、筆記試験だけでなく面接試験が行われることが多いです。
大学受験では筆記中心だった人にとって、面接の意義はわかりにくいことでしょう。
しかし院試面接は、単なる形式的な確認ではなく、研究への適性や志望理由を確認する重要な場となります。大学院によっては、面接だけで合否が決まる専攻もあるのが事実です。
そこで本記事では、院試面接が行われる理由、面接官が見ているポイント、面接タイプ別の対策方法を解説していきたいと思います。
これから面接試験がある人だけでなく、今後大学院受験や進学を検討している人にも参考になる記事です。ぜひ最後までご覧ください。
Q. この記事の信ぴょう性は?
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ぜひ下記の記事と合わせてご覧ください。
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それでは本編に行きましょう!

1. 大学院入試で面接試験が行われる理由
大学院入試では、筆記試験だけでなく面接試験が行われることが多くあります。
大学受験では、一般入試の場合、筆記試験の点数だけで合否が決まることも少なくありません。そのため、「なぜ大学院入試では面接があるのだろう?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
大学院入試で面接が行われる理由は、単に受験生の人柄を見るためだけではありません。大学院は、大学までのように授業を受けて知識を身につける場というよりも、自分自身で研究テーマを持ち、主体的に研究を進めていく場所です。
そのため、面接では「この受験生は大学院で研究を続けていけるか」「志望する研究室と合っているか」「研究に必要な基礎力があるか」といった点が確認されます。
ここでは、大学院入試で面接試験が行われる主な理由を3つに分けて解説します。
1-1. 研究意欲や熱意を確認するため
大学院入試で面接が行われる大きな理由の1つが、研究意欲や熱意を確認するためです。
大学院は、研究を行う場所です。もちろん授業もありますが、大学院生活の中心になるのは、自分の研究テーマに向き合い、調査・分析・実験・考察などを進めていくことです。
そのため、教授や面接官は、受験生が入学後に主体的に研究へ取り組めるかを見ています。
たとえば、面接では以下のような点が確認されることがあります。
- なぜ大学院に進学したいのか
- なぜその研究テーマに関心を持ったのか
- 大学院でどのような研究をしたいのか
- その研究を通じて何を明らかにしたいのか
- 将来的にその研究をどのように活かしたいのか
ここで重要なのは、単に「研究に興味があります」と伝えるだけでは不十分だということです。
なぜその分野に関心を持ったのか、これまでどのような学びや経験があったのか、そして大学院で具体的に何に取り組みたいのかを、自分の言葉で説明できる必要があります。
大学院での研究は、必ずしもスムーズに進むものではありません。思うような結果が出なかったり、研究計画を見直す必要が出てきたり、先行研究の理解に苦労したりすることもあります。
そのような状況でも、自分で考え、粘り強く研究に向き合えるかどうかが重要になります。
だからこそ、面接では「この人は本当に研究に取り組む意欲があるのか」「大学院で学び続ける覚悟があるのか」が見られているのです。
面接対策をする際は、まず自分自身に対して、次の問いを考えてみるとよいでしょう。
「なぜ大学院に進学したいのか」
「なぜその研究をしたいのか」
「なぜその大学院・研究科・研究室でなければならないのか」
この3つを明確にすることで、面接で話す内容にも一貫性が出てきます。
1-2. 研究室・指導教員との相性を確認するため
大学院入試の面接では、研究室や指導教員との相性も確認されています。
大学院に入学すると、多くの場合、指導教員のもとで少なくとも2年間研究を進めていくことになります。修士課程であれば2年間、博士課程まで進む場合はさらに長い期間、指導教員や研究室のメンバーと関わることになります。
そのため、面接官側としては、受験生の研究テーマと指導教員の専門分野が合っているかを確認する必要があります。
どれだけ優秀な受験生であっても、やりたい研究内容と研究室で扱っているテーマが大きくずれている場合、入学後に十分な指導を受けられない可能性があります。
たとえば、受験生が「AIを使った教育支援について研究したい」と考えているにもかかわらず、志望する研究室が主に理論数学を扱っている場合、研究テーマと研究室の方向性にミスマッチが生じる可能性があります。
このようなミスマッチを防ぐためにも、面接では以下のような質問がされることがあります。
- なぜこの研究室を志望したのですか
- 志望教員の研究内容をどのように理解していますか
- あなたの研究テーマと本研究室の研究内容はどのように関係していますか
- 入学後、どのような形で研究を進めたいと考えていますか
また、研究テーマだけでなく、最低限のコミュニケーションが取れるかも見られています。
大学院での研究は、完全に一人で進めるものではありません。指導教員との面談、研究室内での発表、先輩や同期との議論、学会発表など、さまざまな場面で人と関わる必要があります。
そのため、面接では、質問に対して適切に答えられるか、相手の意図を理解しようとしているか、自分の考えをわかりやすく伝えられるかといった点も確認されています。
もちろん、話が非常に上手である必要はありません。面接官が見ているのは、完璧なプレゼン能力ではなく、研究室で一緒に研究を進めていけそうかという基本的な対話力です。
そのため、面接では無理に自分を大きく見せようとする必要はありません。
むしろ、質問に対して誠実に答えること、自分の考えを整理して伝えること、わからないことは正直に伝えたうえで学ぶ姿勢を示すことが大切です。
1-3. 研究に必要な基礎力を確認するため
大学院入試の面接では、研究に必要な基礎力も確認されます。
ここでいう基礎力とは、必ずしも高度な研究実績や専門的なスキルだけを指すわけではありません。大学院で研究を進めるうえで必要となる、論理的思考力、専門分野への基礎理解、自分の考えを説明する力などを指します。
面接では、研究計画、卒論・卒研、専門知識について質問されることがあります。
たとえば、以下のような質問です。
- 卒業研究ではどのようなテーマに取り組んでいますか
- その研究の背景や目的を説明してください
- どのような方法で研究を進めましたか
- 大学院ではどのような研究計画を考えていますか
- その研究にはどのような意義がありますか
- 志望分野に関する基本的な用語を説明してください
このような質問を通じて、面接官は「受験生が自分の研究内容を理解しているか」「研究テーマについて筋道立てて説明できるか」「専門分野の基礎を身につけているか」を確認しています。
ただし、大学院入試の時点で、すでに完成された研究者のようなレベルが求められているわけではありません。
特に修士課程の入試では、受験生の多くはまだ学部生です。卒業研究に取り組んでいる途中であったり、研究経験が十分でなかったりすることも珍しくありません。
そのため、高度な研究実績がないからといって、必要以上に不安になる必要はありません。
大切なのは、現時点で自分が学んできたこと、取り組んできたこと、考えていることを、論理的に説明できるかどうかです。
たとえば、研究計画について聞かれたときに、次のような流れで説明できるとよいでしょう。
まず、どのような問題意識があるのかを伝。
まず、どのような問題意識があるのかを伝える。
次に、その問題について先行研究や社会的背景を踏まえて説明する。
そのうえで、自分はどのような視点から研究したいのかを述べる。
最後に、どのような方法で研究を進める予定なのかを説明する。
このように、研究内容を順序立てて話せることが重要です。
面接では、知識量そのものだけでなく、「考え方」や「説明の仕方」も見られています。
たとえ答えに詰まる質問があったとしても、落ち着いて自分の理解を整理しながら答えることが大切です。わからない場合でも、適当にごまかすのではなく、「現時点では十分に理解できていませんが、今後この点を学んでいきたいと考えています」といった形で、誠実に対応する方がよい印象につながります。
大学院入試の面接では、完璧な答えを出すことだけが求められているわけではありません。
むしろ、研究に向き合う姿勢、自分で考える力、論理的に説明する力が評価されています。
そのため、面接対策では、想定質問に対する回答を丸暗記するのではなく、自分の研究内容や志望理由を深く理解し、自分の言葉で話せるように準備しておくことが大切です。
2. 院試面接で面接官が見ているポイント
大学院入試の面接では、受験生の人柄だけが見られているわけではありません。
面接官が確認しているのは、大学院に入学した後、その学生が研究室で研究を進めていけるかどうかです。
筆記試験では、専門知識や基礎学力をある程度確認できます。しかし、志望理由の一貫性や研究への向き合い方、指導教員との相性、自分の考えを説明する力までは、点数だけでは判断しきれません。
そのため、面接では次のような観点が見られています。
- 志望理由に一貫性があるか
- 研究計画を論理的に説明できるか
- 志望分野への基礎理解があるか
- 主体的に考えて行動できるか
- 指導教員や研究室メンバーとやり取りできるか
ここでは、院試面接で特に見られやすい5つのポイントについて解説します。
2-1. 志望理由に一貫性があるか
院試面接でまず重要になるのが、志望理由に一貫性があるかどうかです。
面接では、次のような質問をされることがよくあります。
- なぜ大学院に進学したいのですか
- なぜこの大学院を志望したのですか
- なぜこの研究科・専攻を選んだのですか
- なぜこの研究室を志望したのですか
- なぜこの指導教員のもとで研究したいのですか
これらの質問は、別々の質問に見えますが、実はつながっています。
大学院に進学する理由、その大学院を選んだ理由、研究科や専攻を選んだ理由、研究室を選んだ理由がバラバラだと、面接官からは「本当にここで研究したいのだろうか」と見られてしまう可能性があります。
たとえば、「データ分析を活用して教育課題を研究したい」という関心がある場合、その関心がなぜ生まれたのか、なぜその研究科で学ぶ必要があるのか、なぜその指導教員の研究と合っているのかを一つの流れで説明できると、志望理由に説得力が出ます。
大切なのは、志望理由を単なる志望校選びの理由として話すのではなく、自分の過去・現在・未来がつながるストーリーとして伝えることです。
具体的には、次のような流れで整理すると話しやすくなります。
まず、これまでの学びや経験から、どのような問題意識を持ったのかを説明します。
次に、その問題意識を深めるために、なぜ大学院で研究する必要があるのかを伝えます。
そのうえで、なぜ志望先の大学院・研究科・研究室が自分の研究テーマに合っているのかを説明します。
最後に、大学院での研究を将来どのように活かしたいのかまで話せると、志望理由全体に一貫性が生まれます。
面接官は、受験生が有名大学だから受けているのか、なんとなく進学したいだけなのか、それとも本当にその研究環境で学びたいのかを見ています。
そのため、院試面接では「なぜ大学院なのか」「なぜその大学院なのか」「なぜその研究室なのか」を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
2-2. 研究計画を論理的に説明できるか
大学院入試の面接では、研究計画について深く聞かれることがあります。
大学院は研究を行う場所であるため、面接官は受験生がどのような研究をしたいのかを重視します。
研究計画について聞かれたときには、単に「このテーマに興味があります」と答えるだけでは不十分です。
面接では、次のような内容を自分の言葉で説明できるかが問われます。
- 研究テーマ
- 研究背景
- 研究目的
- 研究方法
- 研究の意義
- 今後の展望
研究テーマは、大学院で取り組みたい研究の中心となる内容です。ただし、テーマ名だけを伝えても、面接官には十分に伝わりません。
なぜそのテーマを研究する必要があるのか、どのような課題があるのか、その研究によって何を明らかにしたいのかまで説明する必要があります。
たとえば、研究計画を説明する際は、次のような流れを意識するとよいでしょう。
最初に、研究したいテーマを簡潔に伝えます。
次に、そのテーマに関心を持った背景や、社会的・学術的な課題を説明します。
そのうえで、自分の研究では何を明らかにしたいのか、どのような方法で研究を進めるのかを話します。
最後に、その研究がどのような意味を持つのか、今後どのような展開が考えられるのかを説明します。
このように話すことで、研究計画が単なる思いつきではなく、一定の問題意識と論理に基づいたものだと伝わります。
もちろん、院試の時点で研究計画が完全に固まっている必要はありません。特に修士課程の入試では、入学後に指導教員と相談しながらテーマを調整していくこともあります。
しかし、現時点で自分が何に関心を持ち、どのような方向で研究したいのかは説明できる必要があります。
面接官が見ているのは、完璧な研究計画かどうかだけではありません。
自分の考えを筋道立てて説明できるか、研究テーマについてどの程度考えているか、質問に対して論理的に答えられるかが見られています。
そのため、研究計画については、研究テーマ・背景・目的・方法・意義を一度紙に書き出し、短く説明できるように練習しておくとよいでしょう。
2-3. 専門分野への理解があるか
院試面接では、志望分野への理解度も確認されます。
大学院で研究を進めるためには、志望分野に関する基礎知識が必要です。そのため、面接では専門用語の意味や基本的な理論、卒論・卒研の内容、志望教員の研究内容について質問されることがあります。
特に見られやすいのは、次のような点です。
- 志望分野の基礎知識を理解しているか
- 卒論・卒研の内容を説明できるか
- 志望教員の研究内容を把握しているか
- 志望教員の論文や研究テーマを確認しているか
- 専門的な質問に対して、現時点での理解をもとに答えられるか
たとえば、卒業研究について聞かれた場合、研究テーマのタイトルだけでなく、研究背景、目的、方法、結果、課題を説明できるようにしておく必要があります。
また、志望教員の研究内容についても、研究室ホームページを見ただけで終わらせるのではなく、可能であれば論文や研究紹介ページにも目を通しておくとよいでしょう。
面接で「なぜこの先生のもとで研究したいのですか」と聞かれたときに、単に「興味があるからです」と答えるだけでは弱くなります。
「先生の〇〇に関する研究を拝見し、自分が関心を持っている□□というテーマと接点があると考えたためです」のように、自分の研究関心と教員の専門分野を結びつけて説明できると、志望度が伝わりやすくなります。
ただし、専門分野についてすべてを完璧に理解している必要はありません。
修士課程の入試段階では、まだ学部生として学んでいる途中であることも多いため、知らないことや十分に理解できていないことがあるのは自然です。
大切なのは、現時点で学んでいる範囲を正確に説明しようとする姿勢です。
わからない質問をされた場合も、無理に知ったかぶりをする必要はありません。
「その点については、現時点では十分に理解できていません。ただ、関連する〇〇については学んでおり、今後さらに理解を深めたいと考えています」といった形で答える方が、誠実な印象につながります。
専門知識の面接対策では、知識を丸暗記するよりも、自分の言葉で説明できる状態にしておくことが重要です。
2-4. 主体性・問題解決力があるか
大学院の研究では、答えがあらかじめ用意されている問題だけを解くわけではありません。
研究では、まだ十分に明らかになっていないテーマに取り組み、自分で問いを立て、調べ、考え、試行錯誤していく必要があります。
そのため、面接官は受験生に主体性や問題解決力があるかも見ています。
ここでいう主体性とは、単に積極的に話すことではありません。
指示を待つだけでなく、自分で課題を見つけ、必要な情報を調べ、改善策を考え、行動できる姿勢のことです。
面接では、次のような質問を通じて主体性を確認されることがあります。
- これまで主体的に取り組んだ経験はありますか
- 卒業研究で苦労した点は何ですか
- 研究や学習で壁にぶつかったとき、どのように対応しましたか
- 自分で工夫したことはありますか
- 失敗した経験から何を学びましたか
このような質問に答える際は、単に「頑張りました」と伝えるだけでは不十分です。
どのような課題があり、それに対して自分が何を考え、どのように行動し、その結果何を学んだのかまで説明できると、主体性が伝わりやすくなります。
たとえば、卒業研究で思うような結果が出なかった経験がある場合でも、それをマイナスに捉える必要はありません。
重要なのは、そのときにどのように原因を考え、先行研究を調べ直したのか、実験方法や分析方法を見直したのか、指導教員や先輩に相談して改善したのかというプロセスです。
研究では、最初からうまくいくことばかりではありません。
だからこそ、面接官は、問題が起きたときに自分で考えて動けるかを見ています。
面接対策としては、これまでの学習、研究、ゼミ、課外活動、アルバイトなどの中から、自分が主体的に取り組んだ経験を整理しておくとよいでしょう。
その際は、次の流れで話せるようにしておくと伝わりやすくなります。
まず、どのような状況だったのかを説明します。
次に、どのような課題や問題があったのかを伝えます。
そのうえで、自分が何を考え、どのように行動したのかを話します。
最後に、その経験から何を学び、大学院でどう活かしたいのかにつなげます。
このように話せると、単なる経験談ではなく、大学院で研究を進める力につながるエピソードとして伝えることができます。
2-5. コミュニケーション能力があるか
院試面接では、コミュニケーション能力も見られています。
ただし、ここでいうコミュニケーション能力とは、話が上手であることや、明るくハキハキ話せることだけを意味するわけではありません。
大学院入試で重視されるのは、研究を進めるうえで必要な対話ができるかどうかです。
具体的には、次のような点が見られています。
- 質問の意図を理解して答えられるか
- 自分の考えを整理して伝えられるか
- わからないことを正直に伝えられるか
- 指導教員からの指摘を受け止められるか
- 研究室メンバーと協働できそうか
大学院では、指導教員との面談、ゼミでの発表、研究室内での議論、学会発表など、人と関わりながら研究を進める場面が多くあります。
そのため、面接官は、受験生が研究室に入った後に、適切にやり取りしながら研究を進められるかを確認しています。
面接で大切なのは、すべての質問に完璧に答えることではありません。
質問を最後まで聞き、意図を理解しようとし、自分の考えを整理して答えることです。
また、わからないことを聞かれたときに、ごまかさずに正直に答える姿勢も重要です。
たとえば、専門的な質問に答えられなかった場合でも、無理に知っているふりをするより、「申し訳ありません。その点についてはまだ理解が不十分です。ただ、関連する〇〇については学んでおり、今後さらに勉強したいと考えています」と伝える方が誠実です。
研究室での活動では、自分の考えを主張するだけでなく、指導教員や他の学生からの意見を受け止める姿勢も必要です。
そのため、面接では、受け答えの内容だけでなく、質問への向き合い方や態度も見られています。
流暢に話せるかどうかよりも、誠実に対話できるかどうかの方が重要です。
緊張して多少言葉に詰まったとしても、質問に対して丁寧に答えようとする姿勢があれば、大きな問題にはなりません。
院試面接では、面接官を説得しようとしすぎるよりも、研究について一緒に話す場だと考えるとよいでしょう。
自分の考えを整理して伝え、相手の質問に誠実に答えることが、結果的に良い印象につながります。

リョウジ
では、次は面接の合否への影響について解説していきます!
3. 院試面接は合否にどのくらい影響するのか
院試面接の対策を始めるとき、多くの受験生が気になるのが「面接は合否にどのくらい影響するのか」という点です。
結論からいうと、院試面接の重要度は大学院・研究科・専攻によって大きく異なります。
面接がほとんど確認程度で終わる場合もあれば、筆記試験と同じように評価対象になる場合もあります。また、筆記試験がなく、研究計画書やプレゼン、口頭試問などを含めた面接で合否が大きく決まるケースもあります。
そのため、「院試面接はそこまで重要ではない」「面接でほぼ決まる」と一括りに考えるのは危険です。
大切なのは、自分が受験する大学院の募集要項や過去の入試情報を確認し、面接がどのような位置づけになっているのかを把握することです。
ここでは、院試面接の合否への影響を大きく3つのタイプに分けて解説します。
3-1. ほとんど確認で終わるタイプ
まず、面接がほとんど確認程度で終わるタイプがあります。
このタイプの面接では、志望研究室や入学意思の確認が中心になることが多いです。
たとえば、次のような内容が聞かれることがあります。
- 志望研究室はどこですか
- 入学後はどのような研究をしたいですか
- 他の大学院も受験していますか
- 合格した場合、入学する意思はありますか
- 研究室訪問はしましたか
このような面接では、専門知識を深く問われたり、研究計画について厳しく詰められたりする可能性は比較的低い場合があります。
そのため、筆記試験の結果が重視され、面接は最終確認のような位置づけになることもあります。
ただし、確認型の面接だからといって、何も準備しなくてよいわけではありません。
たとえ合否への影響が小さいとしても、志望理由があまりにも曖昧だったり、研究室の内容をまったく理解していなかったりすると、印象を下げる可能性があります。
特に、志望研究室を聞かれたときに答えられない、入学後にやりたいことがまったく説明できない、質問に対して極端に受け答えができないといった場合は注意が必要です。
確認型の面接では、完璧な回答を用意するというよりも、最低限次の内容を説明できるようにしておきましょう。
- なぜその大学院を志望しているのか
- なぜその研究室に関心があるのか
- 入学後にどのような研究をしたいのか
- 合格した場合の入学意思はあるのか
このタイプの面接では、過度に不安になる必要はありません。
しかし、「確認だから大丈夫」と油断せず、基本的な質問には落ち着いて答えられるように準備しておくことが大切です。
3-2. 筆記試験と面接の両方で評価されるタイプ
次に、筆記試験と面接の両方が評価対象になるタイプがあります。
このタイプでは、募集要項に筆記試験・英語試験・面接試験などの配点が明記されている場合があります。
たとえば、筆記試験が何点、英語が何点、面接が何点というように、それぞれの評価割合が示されているケースです。
この場合、面接は単なる確認ではなく、合否に一定の影響を与える試験として扱われます。
筆記試験である程度点数を取れていても、面接で研究計画を説明できなかったり、志望理由に一貫性がなかったりすると、評価を下げる可能性があります。
一方で、筆記試験の点数がやや不安な場合でも、面接で研究への意欲や論理的な説明力を示すことで、総合評価の中でプラスに働く可能性もあります。
このタイプの面接で特に準備しておきたいのは、次の3つです。
- 志望理由
- 研究計画
- 専門知識
まず、志望理由については、なぜ大学院に進学するのか、なぜその研究科・専攻なのか、なぜその研究室を志望するのかを一貫して説明できるようにしておきましょう。
次に、研究計画については、研究テーマ、背景、目的、方法、意義を整理しておく必要があります。
「何を研究したいのか」だけでなく、「なぜそのテーマを研究する必要があるのか」「どのように研究を進める予定なのか」まで説明できると、面接官にも伝わりやすくなります。
また、専門知識についても、志望分野の基本的な内容や卒論・卒研の説明は準備しておきましょう。
筆記試験と面接の両方で評価されるタイプでは、面接だけで合否が決まるわけではありません。しかし、面接も点数化される以上、対策を後回しにするのは危険です。
筆記試験対策を中心に進めつつ、試験日が近づいてきたら、志望理由や研究計画を声に出して説明する練習も行うとよいでしょう。
3-3. 面接やプレゼンの比重が大きいタイプ
最後に、面接やプレゼンの比重が非常に高いタイプがあります。
このタイプでは、筆記試験がない、または筆記試験よりも面接・口頭試問・プレゼンテーション・研究計画書の評価が重視される場合があります。
特に、研究計画書の提出が求められる入試や、面接内でプレゼンテーションを行う入試では、面接対策の重要度がかなり高くなります。
このような入試では、面接官は受験生の研究テーマ、問題意識、研究方法、専門分野への理解、将来の展望などを総合的に見ています。
そのため、単に志望理由を暗記して答えるだけでは不十分です。
次のような点まで準備しておく必要があります。
- 研究計画書の内容を深く理解しているか
- 研究テーマの背景や先行研究を説明できるか
- なぜその研究方法を選ぶのか説明できるか
- 研究の意義や独自性を説明できるか
- 質疑応答で深掘りされても対応できるか
- プレゼン資料がわかりやすく整理されているか
特にプレゼンテーション型の面接では、研究内容そのものだけでなく、伝え方も重要になります。
どれだけ良い研究テーマを考えていても、発表の構成がわかりにくかったり、資料に情報を詰め込みすぎたりすると、面接官に十分伝わらない可能性があります。
プレゼンでは、まず研究背景を簡潔に説明し、そのうえで自分の問題意識、研究目的、方法、期待される成果を順序立てて伝えることが大切です。
また、面接官からの質問に対応できるように、想定問答も準備しておきましょう。
たとえば、次のような質問は聞かれやすいです。
- なぜこのテーマを選んだのですか
- 先行研究と比べて、あなたの研究の特徴は何ですか
- その研究方法で本当に目的を達成できますか
- 研究がうまく進まなかった場合、どのように対応しますか
- 入学後、最初に何から取り組む予定ですか
このタイプの面接では、短期間の付け焼き刃では対応しにくいことがあります。
そのため、研究計画書の作成段階から、面接で説明することを意識して準備を進めることが重要です。
面接やプレゼンの比重が高い入試を受ける場合は、できるだけ早い段階で研究計画を固め、第三者に説明する練習をしておきましょう。
可能であれば、先生や先輩、院試経験者などに模擬面接を依頼し、質問を受けながら改善していくのがおすすめです。
このタイプの入試では、面接の出来が合否に大きく関わる可能性があります。
だからこそ、研究計画書の完成度、プレゼン資料の見やすさ、質疑応答への対応力まで含めて、十分に時間をかけて準備する必要があります。

リョウジ
筆記がない大学院(例:東大院学際情報学府の一部の専攻など)は、2次試験の合否判定の材料が面接・プレゼンしかないため、比重が非常に大きいことが予想されますね。
面接の重要度は必ず募集要項で確認する
院試面接の影響度は、大学院によって大きく異なります。
確認程度で終わる場合もあれば、筆記試験と同じように点数化される場合もあります。また、面接やプレゼンが合否を大きく左右する場合もあります。
そのため、面接対策を始める前に、まずは募集要項を確認しましょう。
特に確認したいのは、次の項目です。
- 面接の有無
- 面接の配点
- 筆記試験との比率
- 口頭試問の有無
- プレゼンテーションの有無
- 研究計画書の再提出有無(※ほとんどは出願時に提出済みのため、再度提出するケースはレアです)
- 面接時間や実施形式
これらを確認することで、面接対策にどれくらい時間をかけるべきかが見えてきます。
院試では、限られた時間の中で筆記試験、英語、研究計画書、面接対策を進める必要があります。
そのため、自分が受ける入試において面接の比重がどれくらい大きいのかを把握し、優先順位をつけて対策することが大切です。

リョウジ
プレゼンテーションがある場合は、資料の準備も必要なため、時間を多く必要になるケースがほとんどです!
4. 院試面接形式の主な4タイプ
院試面接と一口にいっても、すべての大学院で同じ形式が行われるわけではありません。
志望理由を中心に聞かれる面接もあれば、専門知識を口頭で問われる面接もあります。また、研究計画書をもとにプレゼンテーションを行い、その内容について質疑応答が行われる場合もあります。
そのため、院試面接の対策では、まず自分が受ける大学院の面接がどのタイプに近いのかを把握することが重要です。
面接形式を理解しないまま対策を進めてしまうと、本来準備すべき内容とずれてしまう可能性があります。
たとえば、志望理由を中心に聞かれる面接であれば、自己分析や研究計画の整理が重要になります。一方で、口頭試問型の面接であれば、専門科目の理解や用語説明の練習が欠かせません。
院試面接は、大きく分けると次の4タイプに整理できます。
- 一般面接型
- 確認型
- 口頭試問型
- プレゼンテーション型
実際には、これらのどれか1つだけで行われるとは限りません。
一般面接に専門的な質問が組み合わさる場合もあれば、プレゼンテーション後に志望理由や将来の進路について質問される場合もあります。
そのため、4タイプの特徴を理解したうえで、自分の志望先に合わせて準備を進めることが大切です。
4-1. 一般面接型
一般面接型とは、志望理由や将来の目標、研究計画などを中心に質問されるタイプの面接です。
就職活動の面接に近い形式をイメージするとわかりやすいかもしれません。
たとえば、次のような質問がされることがあります。
- なぜ大学院に進学したいのですか
- なぜ本大学院を志望したのですか
- なぜこの研究科・専攻を選んだのですか
- 大学院ではどのような研究をしたいですか
- 修了後はどのような進路を考えていますか
- あなたの強みや弱みを教えてください
- これまで力を入れて取り組んだことは何ですか
一般面接型で重要なのは、志望理由や研究計画に一貫性を持たせることです。
単に「この分野に興味があるからです」と答えるだけでは、説得力が弱くなってしまいます。
なぜその分野に関心を持ったのか、これまでの学びや経験とどのようにつながっているのか、大学院で何を深めたいのか、将来どのように活かしたいのかまで説明できると、回答に厚みが出ます。
特に外部大学院を受験する場合は、「なぜ現在の大学ではなく、その大学院を志望するのか」を聞かれる可能性があります。
この質問に対しては、偏差値や知名度だけを理由にするのではなく、研究環境、指導教員の専門分野、研究室のテーマ、自分の研究関心との接点をもとに説明することが大切です。
一般面接型の対策では、よく聞かれる質問に対して回答を準備しておくことが有効です。
ただし、回答を丸暗記するのはおすすめできません。
丸暗記した回答は、少し質問の角度を変えられただけで答えにくくなります。また、暗記した文章をそのまま話している印象になると、面接官との自然な対話になりにくくなります。
大切なのは、自分の考えを整理し、どのような聞かれ方をしても自分の言葉で答えられる状態にしておくことです。
志望理由、研究計画、卒論・卒研、将来の進路については、それぞれ1分程度で簡潔に説明できるように練習しておきましょう。
4-2. 確認型
確認型とは、志望研究室や入学意思などを簡単に確認するタイプの面接です。
一般面接型よりも面接時間が短く、質問内容も比較的シンプルな場合があります。
第3章の「3-1. ほとんど確認で終わるタイプ」が、この確認型に該当します。
たとえば、次のような質問が中心になることがあります。
- 志望研究室はどこですか
- 入学後はどのような研究をしたいですか
- 研究室訪問はしましたか
- 合格した場合、入学する意思はありますか
- 他大学院の受験状況を教えてください
確認型の面接では、専門知識を深く問われたり、研究計画について厳しく質問されたりする可能性は比較的低いことがあります。
そのため、筆記試験の成績が主な評価対象となり、面接は最終確認のような位置づけになる場合もあります。
ただし、確認型だからといって何も準備しなくてよいわけではありません。
面接時間が短いからこそ、基本的な質問に対して端的に答える必要があります。
たとえば、志望研究室を聞かれたときに明確に答えられなかったり、入学後に何をしたいのかが曖昧だったりすると、準備不足の印象を与えてしまう可能性があります。
確認型の面接では、最低限、次の内容を整理しておきましょう。
- 志望研究室
- 志望教員
- 大学院で取り組みたい研究テーマ
- その研究室を選んだ理由
- 合格した場合の入学意思
確認型の面接で大切なのは、長く話すことではありません。
聞かれたことに対して、簡潔かつ正確に答えることです。
特に、志望研究室や志望教員については、事前に募集要項や研究室情報を確認し、正式名称を間違えないようにしておきましょう。
また、確認型の面接であっても、研究計画について一言も聞かれないとは限りません。
「入学後にどのような研究をしたいですか」と聞かれたときに、30秒から1分程度で答えられるように準備しておくと安心です。
4-3. 口頭試問型
口頭試問型とは、専門知識や筆記試験に関連する内容を、口頭で説明するタイプの面接です。
一般面接型が志望理由や研究計画を中心に見るのに対して、口頭試問型では専門分野の理解度や説明力がより重視されます。
たとえば、次のような質問がされることがあります。
- 〇〇という用語の定義を説明してください
- この理論について簡単に説明してください
- 卒業研究で使っている手法について説明してください
- 筆記試験で解いた問題の考え方を説明してください
- この分野の基本的な概念について、具体例を挙げて説明してください
口頭試問型で難しいのは、知識を持っているだけでは不十分だという点です。
筆記試験であれば、計算式や論述を紙に書いて整理できます。しかし口頭試問では、その場で質問を聞き、頭の中で整理し、面接官に伝わるように説明しなければなりません。
そのため、普段の勉強でも「理解しているつもり」ではなく、「人に説明できる状態」まで仕上げておくことが重要です。
口頭試問型の対策では、次のような練習が有効です。
まず、志望分野の基本用語を自分の言葉で説明できるようにします。
次に、よく出る理論や公式について、意味や使い方まで説明できるようにします。
さらに、卒論・卒研で使っている手法や分析方法についても、専門外の人にも伝わるように説明する練習をしておきましょう。
たとえば、ある専門用語について説明する場合は、いきなり難しい定義を述べるのではなく、最初に簡単な意味を伝え、その後に具体例や研究上の使い方を説明すると伝わりやすくなります。
また、口頭試問では、わからない質問をされることもあります。
その場合に無理に答えようとして、誤った内容を断定するのは避けた方がよいです。
わからない場合は、現時点で理解している範囲を伝えたうえで、「その点については理解が不十分なため、今後学習を深めたいです」と答える方が誠実です。
口頭試問型の面接では、知識量だけでなく、考えながら説明する力も見られています。
そのため、専門科目の勉強をするときは、問題を解くだけでなく、「なぜそうなるのか」を声に出して説明する練習も取り入れるとよいでしょう。
4-4. プレゼンテーション型
プレゼンテーション型とは、研究計画や卒業研究の内容について、スライドなどを使って発表するタイプの面接です。
発表後に、面接官から質疑応答が行われることが多くあります。
このタイプでは、研究内容そのものに加えて、資料作成力や説明力、論理構成力も見られます。
たとえば、次のような内容を発表することがあります。
- 研究テーマ
- 研究背景
- 研究目的
- 先行研究
- 研究方法
- 期待される成果
- 今後の研究計画
プレゼンテーション型で重要なのは、聞き手にとってわかりやすい構成にすることです。
自分では研究内容を理解していても、面接官に伝わらなければ評価につながりにくくなります。
特に注意したいのは、スライドに情報を詰め込みすぎることです。
限られた時間の中で発表する場合、すべてを詳しく説明しようとすると、かえって何が重要なのかわかりにくくなります。
プレゼンでは、まず研究の全体像を伝え、そのうえで重要なポイントを順序立てて説明することが大切です。
たとえば、次のような流れにすると聞き手が理解しやすくなります。
最初に、自分が取り組みたい研究テーマを一言で説明します。
次に、そのテーマがなぜ重要なのか、どのような背景や課題があるのかを説明します。
そのうえで、先行研究ではどこまで明らかになっているのか、自分の研究では何を明らかにしたいのかを示します。
最後に、研究方法や今後の進め方を説明します。
このように構成すると、面接官は研究の目的や意義を理解しやすくなります。
また、プレゼンテーション型では、発表後の質疑応答も非常に重要です。
面接官からは、次のような質問がされる可能性があります。
- なぜこのテーマを選んだのですか
- 先行研究と比べて、あなたの研究の特徴は何ですか
- その研究方法を選んだ理由は何ですか
- 研究がうまく進まなかった場合、どう対応しますか
- 入学後、最初に何から取り組む予定ですか
- その研究は将来どのように発展できると考えていますか
質疑応答では、発表内容を丸暗記しているだけでは対応しにくくなります。
研究計画の背景や前提、方法の妥当性、先行研究との違いまで理解しておくことが大切です。
プレゼン資料を作成する際は、見た目のきれいさだけでなく、論理の流れを意識しましょう。
面接官が初めて聞いても理解できるように、研究背景、問題意識、目的、方法、意義が自然につながっているかを確認することが重要です。
また、発表時間が指定されている場合は、必ず時間内に収まるように練習しておきましょう。
時間を大幅に超えてしまうと、内容が良くても準備不足の印象を与える可能性があります。
プレゼンテーション型の面接では、資料を作って終わりではありません。
実際に声に出して発表し、質問を受ける練習まで行うことで、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。
面接タイプに合わせて対策の優先順位を変える
院試面接では、面接形式によって準備すべき内容が変わります。
一般面接型であれば、志望理由や研究計画を一貫して説明する準備が必要です。
確認型であれば、志望研究室や入学意思など、基本的な質問に簡潔に答えられるようにしておきましょう。
口頭試問型であれば、専門知識を人に説明できるレベルまで理解しておく必要があります。
プレゼンテーション型であれば、研究計画の完成度だけでなく、資料作成や発表練習、質疑応答対策も重要になります。
このように、面接タイプによって対策の重点は大きく変わります。
そのため、まずは募集要項や過去の入試情報を確認し、自分が受ける面接がどのタイプに近いのかを把握しましょう。
そのうえで、限られた時間の中でどこに力を入れるべきかを決めることが、効率的な院試面接対策につながります。

5. 院試面接でよく聞かれる質問
院試面接では、大学院や研究科によって質問内容が異なります。
ただし、多くの面接で聞かれやすい質問には一定の共通点があります。
特に多いのは、志望理由、研究計画、卒論・卒研、専門知識、将来の進路に関する質問です。
これらの質問は、単に受験生の答えを聞くためだけのものではありません。
面接官は質問を通じて、受験生が本当にその大学院で研究したいのか、研究計画を自分の言葉で説明できるのか、専門分野への基礎理解があるのか、入学後に研究を続けていけそうかを確認しています。
そのため、院試面接の対策では、よくある質問に対する回答を準備するだけでなく、「なぜその質問がされるのか」まで理解しておくことが大切です。
ここでは、院試面接でよく聞かれる質問をテーマ別に整理して解説します。
5-1. 志望理由に関する質問
院試面接で特に聞かれやすいのが、志望理由に関する質問です。
たとえば、次のような質問があります。
質問1:なぜ大学院に進学したいのですか
質問2:なぜ本大学院を志望したのですか
質問3:なぜこの研究科・専攻を選んだのですか
質問4:なぜこの研究室を志望したのですか
質問5:なぜこの指導教員のもとで研究したいのですか
質問6:他大学院ではなく、本学を志望する理由は何ですか
これらの質問で面接官が確認しているのは、志望理由に一貫性があるかどうかです。
大学院に進学したい理由、その大学院を選んだ理由、その研究科や専攻を選んだ理由、研究室を選んだ理由がそれぞれバラバラだと、説得力が弱くなります。
たとえば、「将来はデータ分析を活用して社会課題を解決したい」という目標がある場合、そのためになぜ大学院で研究する必要があるのか、なぜその研究科で学ぶ必要があるのか、なぜその指導教員の研究と自分の関心が合っているのかをつなげて説明する必要があります。
志望理由を答える際は、次の流れを意識すると整理しやすくなります。
まず、自分がこれまで何を学び、どのような問題意識を持ったのかを説明します。
次に、その問題意識を深めるために大学院で研究したい理由を伝えます。
そのうえで、志望先の大学院・研究科・研究室が自分の研究関心とどのように合っているのかを説明します。
最後に、大学院での学びや研究を将来どのように活かしたいのかを述べます。
志望理由では、大学名や研究室名を入れ替えても成立するような回答にならないよう注意しましょう。
「設備が整っているから」「有名だから」「研究環境が魅力的だから」といった抽象的な理由だけでは、他の大学院でも当てはまってしまいます。
面接では、志望先だからこそ言える理由を用意しておくことが重要です。
そのためには、研究科のカリキュラム、指導教員の専門分野、研究室のテーマ、過去の研究内容などを事前に確認し、自分の関心と結びつけて説明できるようにしておきましょう。
5-2. 研究計画に関する質問
大学院入試では、研究計画に関する質問も非常に重要です。
大学院は研究を行う場所であるため、面接官は受験生が入学後にどのような研究をしたいのかを確認します。
よく聞かれる質問としては、次のようなものがあります。
質問7:大学院ではどのような研究をしたいですか
質問8:その研究テーマを選んだ理由は何ですか
質問9:研究の目的は何ですか
質問10:その研究にはどのような意義がありますか
質問11:どのような方法で研究を進める予定ですか
質問12:先行研究ではどこまで明らかになっていますか
質問13:あなたの研究の独自性はどこにありますか
質問14:入学後、最初に何から取り組む予定ですか
研究計画に関する質問で見られているのは、研究テーマをどれだけ具体的に考えられているかです。
単に「〇〇について研究したいです」と答えるだけでは、面接官には十分に伝わりません。
なぜそのテーマを研究する必要があるのか、どのような課題を解決したいのか、どのような方法で研究を進めるのかまで説明できることが大切です。
研究計画を答える際は、次の6つの要素を整理しておくとよいでしょう。
- 研究テーマ
- 研究背景
- 研究目的
- 研究方法
- 研究の意義
- 今後の展望
まず、研究テーマを一言で説明します。
次に、そのテーマに関心を持った背景や、社会的・学術的にどのような課題があるのかを説明します。
そのうえで、自分の研究では何を明らかにしたいのかを伝えます。
さらに、文献調査、実験、アンケート、インタビュー、データ分析など、どのような方法で研究を進める予定なのかを説明します。
最後に、その研究によってどのような貢献ができるのか、今後どのように発展させられるのかを述べます。
院試の時点で、研究計画が完全に完成している必要はありません。
特に修士課程の入試では、入学後に指導教員と相談しながらテーマを調整することもあります。
しかし、現時点で何に関心があり、どのような方向で研究したいのかは説明できるようにしておく必要があります。
また、研究計画については深掘り質問をされることもあります。
たとえば、「なぜその方法を選ぶのですか」「その研究は本当に実現可能ですか」「先行研究との差は何ですか」といった質問です。
このような質問に対応するためには、研究計画書に書いた内容を丸暗記するのではなく、自分の研究テーマについて根本から理解しておくことが重要です。
5-3. 卒論・卒研に関する質問
院試面接では、卒論・卒研について聞かれることも多くあります。
特に、現在学部4年生で卒業研究に取り組んでいる場合や、すでに研究経験がある場合は、自分の研究内容を説明できるようにしておく必要があります。
よく聞かれる質問としては、次のようなものがあります。
質問15:卒業研究ではどのようなテーマに取り組んでいますか
質問16:その研究の背景を説明してください
質問17:研究の目的は何ですか
質問18:どのような方法で研究を進めていますか
質問19:現時点でどのような結果が出ていますか
質問20:研究で苦労した点は何ですか
質問21:その経験を大学院でどのように活かしたいですか
質問22:卒業研究と大学院での研究計画にはどのような関係がありますか
卒論・卒研に関する質問で面接官が見ているのは、受験生が自分の研究をどれだけ理解しているかです。
研究テーマのタイトルだけを説明できても、研究の背景や目的、方法を説明できなければ、十分に理解しているとは伝わりにくくなります。
特に重要なのは、なぜその研究に取り組んでいるのか、何を明らかにしようとしているのかを自分の言葉で説明することです。
卒論・卒研について話す際は、次の流れで整理すると伝わりやすくなります。
まず、研究テーマを簡潔に伝えます。
次に、そのテーマに取り組む背景や問題意識を説明します。
そのうえで、研究目的と研究方法を話します。
可能であれば、現時点で得られている結果や考察も伝えます。
最後に、研究を通じて学んだことや、大学院での研究にどうつなげたいかを説明します。
卒業研究がまだ途中の場合でも、問題ありません。
その場合は、「現時点では〇〇まで進んでおり、今後は□□を行う予定です」といった形で、現在の進捗と今後の見通しを説明できるようにしておきましょう。
また、卒論・卒研と大学院での研究テーマが異なる場合もあります。
その場合は、無理に同じテーマとして説明する必要はありません。
ただし、卒業研究を通じて身につけた考え方、調査方法、分析力、問題意識などが、大学院での研究にどう活かせるのかを説明できるとよいでしょう。
面接官は、卒論・卒研そのものの完成度だけでなく、研究に取り組む姿勢や説明力も見ています。
そのため、専門的な内容をただ並べるのではなく、聞き手に伝わるように整理して話すことが大切です。
5-4. 専門知識に関する質問
院試面接では、専門知識に関する質問がされることもあります。
特に、口頭試問型の面接や、研究計画・卒業研究に関連する分野では、基本的な知識や考え方を問われる可能性があります。
よく聞かれる質問としては、次のようなものがあります。
質問23:志望分野の基本的な用語を説明してください
質問24:〇〇という理論について説明してください
質問25:研究で使用している手法について説明してください
質問26:関連する先行研究にはどのようなものがありますか
質問27:志望教員の研究内容をどのように理解していますか
質問28:あなたの研究テーマに関連する課題は何だと考えていますか
質問29:この分野で今後重要になる論点は何だと思いますか
専門知識に関する質問で見られているのは、知識量だけではありません。
面接官は、受験生が専門分野の基本を理解しているか、自分の研究テーマと関連づけて説明できるかを確認しています。
そのため、専門用語を暗記するだけでは不十分です。
用語の意味を説明できることに加えて、なぜその概念が重要なのか、自分の研究とどのように関係するのかまで理解しておく必要があります。
特に準備しておきたいのは、次の3つです。
- 志望分野の基礎知識
- 卒論・卒研に関係する専門知識
- 志望教員の研究内容や論文
志望分野の基礎知識については、学部で学んだ主要な概念や理論を復習しておきましょう。
卒論・卒研に関係する専門知識については、自分が使っている手法や分析方法を説明できるようにしておくことが大切です。
また、志望教員の研究内容についても、研究室ホームページだけでなく、可能であれば論文や研究紹介にも目を通しておくとよいでしょう。
ただし、専門知識についてすべてを完璧に答えられる必要はありません。
特に修士課程の入試では、受験生はまだ学部生であることが多いため、知らない内容があるのは自然です。
大切なのは、わからないときに無理に知ったかぶりをしないことです。
わからない質問をされた場合は、現時点で理解している範囲を説明したうえで、「その点については今後さらに学びたいと考えています」と誠実に答える方がよい印象につながります。
専門知識の対策では、問題集や教科書を読むだけでなく、重要な概念を声に出して説明する練習をしておきましょう。
「自分では理解しているつもり」でも、実際に言葉にすると説明できないことは少なくありません。
人に説明できるレベルまで理解することが、口頭試問や専門質問への対策になります。
5-5. 将来の進路に関する質問
院試面接では、大学院修了後の進路について聞かれることもあります。
たとえば、次のような質問です。
質問30:大学院修了後はどのような進路を考えていますか
質問31:博士課程への進学は考えていますか
質問32:修了後は就職を考えていますか
質問33:研究内容を将来どのように活かしたいですか
質問34:将来の目標は何ですか
質問35:なぜその進路を考えているのですか
このような質問で面接官が見ているのは、大学院での研究と将来の方向性がどのようにつながっているかです。
大学院は、なんとなく進学する場所ではありません。
もちろん、入学時点で将来の進路が完全に決まっている必要はありませんが、大学院で何を学び、それを将来どのように活かしたいのかは考えておく必要があります。
たとえば、修了後に企業就職を考えている場合は、大学院で身につけたい専門性や研究経験が、将来の仕事にどのようにつながるのかを説明できるとよいでしょう。
博士課程への進学を考えている場合は、なぜさらに研究を深めたいのか、どのような研究者像を目指しているのかを話せると説得力が出ます。
また、まだ進路が明確に決まっていない場合でも、無理に断定する必要はありません。
その場合は、「現時点では〇〇の分野で専門性を高め、修了後は研究職や専門性を活かせる職種を視野に入れています」といった形で、方向性を示すとよいでしょう。
大切なのは、大学院進学と将来の進路が完全に切り離されていないことです。
「とりあえず進学したい」「まだ働きたくない」といった印象を与えてしまうと、研究への意欲が弱く見えてしまう可能性があります。
将来の進路について答える際は、次の流れで整理すると話しやすくなります。
まず、現時点で考えている進路の方向性を伝えます。
次に、その進路を考える理由を説明します。
そのうえで、大学院での研究や学びが将来にどうつながるのかを話します。
最後に、入学後にどのような力を身につけたいのかを伝えます。
将来の進路に関する質問は、志望理由や研究計画ともつながっています。
そのため、大学院での研究内容、身につけたい専門性、修了後の進路が一つの流れとして説明できるように準備しておくことが大切です。
よくある質問は「暗記」ではなく「整理」しておく
院試面接では、志望理由、研究計画、卒論・卒研、専門知識、将来の進路に関する質問がよく聞かれます。
しかし、回答を一言一句暗記する必要はありません。
むしろ、暗記した回答に頼りすぎると、少し質問の角度を変えられただけで答えにくくなってしまいます。
大切なのは、自分の考えを整理しておくことです。
・志望理由であれば、なぜ大学院に進学するのか、なぜその研究室なのかを整理
・研究計画であれば、テーマ、背景、目的、方法、意義を整理
・卒論・卒研であれば、研究内容、進捗、学んだことを整理
・専門知識であれば、基本用語や研究に関係する概念を説明できるように整理
・将来の進路であれば、大学院での研究と将来像をつなげて話せるように整理
このように準備しておけば、想定外の質問をされても、自分の考えをもとに答えやすくなります。
院試面接は、正解を暗記して答える試験ではありません。
面接官との対話を通じて、自分が大学院で何を研究したいのか、なぜその研究室で学びたいのかを伝える場です。
そのため、よくある質問を入口にして、自分の志望理由や研究計画を深く理解しておくことが、最も効果的な面接対策になります。
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質問1:なぜ大学院に進学したいのですか(東京大学など)
回答1:私が大学院に進学したい理由は、〇〇についてより専門的に学び、研究を深めたいと考えているためです。学部では〇〇を学ぶ中で、〇〇という点に関心を持ちました。大学院では、〇〇について研究し、〇〇を明らかにしたいと考えています。
質問2:なぜ本大学院を志望したのですか(東京大学など)
回答2:貴大学院を志望した理由は、〇〇に関する研究環境が整っており、私が関心を持っている〇〇について深く研究できると考えたためです。特に、〇〇先生の〇〇に関する研究は、私の研究関心と近く、貴大学院であれば〇〇をさらに深められると考えています。
質問3:なぜこの研究科・専攻を選んだのですか(東京大学など)
回答3:〇〇研究科・〇〇専攻を志望した理由は、〇〇を研究するうえで必要な知識や方法を学べると考えたためです。特に、〇〇に関するカリキュラムや研究領域に魅力を感じており、大学院では〇〇について専門的に学びたいと考えています。
質問4:なぜこの研究室を志望したのですか(東京大学など)
回答4:〇〇研究室を志望した理由は、研究室で扱われている〇〇というテーマが、私の関心である〇〇と強く関連しているためです。入学後は、〇〇研究室の環境で、〇〇について研究を進めたいと考えています。
質問5:なぜこの指導教員のもとで研究したいのですか(東京大学など)
回答5:〇〇先生の〇〇に関する研究に関心を持ったことが理由です。特に、〇〇という研究内容は、私が考えている〇〇というテーマと関連しており、先生のご指導のもとであれば、〇〇についてより深く研究できると考えています。
質問6:他大学院ではなく、本学を志望する理由は何ですか(東京大学など)
回答6:他大学院ではなく貴学を志望する理由は、〇〇に関する研究環境と、〇〇先生の研究内容が、私の研究関心に最も合っていると考えたためです。特に、貴学の〇〇という点に魅力を感じており、〇〇を研究するうえで最適な環境だと考えています。
質問7:大学院ではどのような研究をしたいですか(東京大学など)
回答7:大学院では、〇〇について研究したいと考えています。具体的には、〇〇に着目し、〇〇という方法を用いて、〇〇を明らかにしたいです。この研究を通じて、〇〇に貢献したいと考えています。
質問8:その研究テーマを選んだ理由は何ですか(東京大学など)
回答8:この研究テーマを選んだ理由は、学部で〇〇を学ぶ中で、〇〇という課題に関心を持ったためです。特に、〇〇についてはまだ十分に明らかになっていない点があると考えており、大学院で〇〇の観点から研究したいと考えています。
質問9:研究の目的は何ですか(東京大学など)
回答9:私の研究の目的は、〇〇における〇〇を明らかにすることです。具体的には、〇〇を対象に、〇〇という観点から分析し、〇〇について検討したいと考えています。
質問10:その研究にはどのような意義がありますか(東京大学など)
回答10:この研究の意義は、〇〇という点にあると考えています。先行研究では〇〇については明らかにされていますが、〇〇についてはまだ十分に検討されていません。私の研究では、その点を明らかにすることで、〇〇に貢献できると考えています。
質問11:どのような方法で研究を進める予定ですか(東京大学など)
回答11:まず、〇〇に関する先行研究を整理し、研究の背景と課題を明確にしたいと考えています。そのうえで、〇〇を対象に、〇〇という方法を用いて分析を行う予定です。最終的には、得られた結果をもとに〇〇について考察したいです。
質問12:先行研究ではXXの手法が主流にも見えますが、この研究に新規性はどこにありますか?(東京大学など)
回答12:先行研究では、〇〇について一定の知見が示されています。一方で、〇〇についてはまだ十分に検討されていないと考えています。私の研究では、この未検討の部分に着目し、〇〇を明らかにしたいと考えています。
質問13:あなたの研究の独自性はどこにありますか(東京大学など)
回答13:私の研究の独自性は、〇〇という視点から〇〇を検討する点にあります。これまでの研究では主に〇〇が扱われてきましたが、私の研究では〇〇に着目することで、新たに〇〇という知見を示せる可能性があると考えています。
質問14:入学後、最初に何から取り組む予定ですか(東京科学大学など)
回答14:入学後は、まず〇〇に関する先行研究を読み、研究テーマの背景や課題を整理したいと考えています。そのうえで、指導教員の先生と相談しながら、〇〇や〇〇を具体化し、研究計画をより実行可能な形にしていきたいです。
質問15:卒業研究ではどのようなテーマに取り組んでいますか(慶応義塾大学など)
回答15:卒業研究では、〇〇について研究しています。具体的には、〇〇を対象に、〇〇を明らかにすることを目的としています。現在は〇〇まで進んでおり、今後は〇〇を行う予定です。
質問16:卒業研究の背景を説明してください(東北大学など)
回答16:この研究の背景には、〇〇という課題があります。近年、〇〇が注目されている一方で、〇〇については十分に明らかになっていないと考えています。そこで私は、〇〇に着目して研究を進めています。
質問17:卒業研究の目的は何ですか(東北大学など)
回答17:卒業研究の目的は、〇〇における〇〇を明らかにすることです。具体的には、〇〇を用いて〇〇を分析し、〇〇について検討することを目指しています。
質問18:どのような方法で卒業研究を進めていますか(東京大学など)
回答18:卒業研究では、まず〇〇に関する文献を整理しました。そのうえで、〇〇を対象に、〇〇という方法で分析を進めています。現在は〇〇の段階であり、今後は〇〇を行う予定です。
質問19:卒業研究では、現時点でどのような結果が出ていますか(東京大学など)
回答19:現時点では、〇〇という傾向が見られています。ただし、まだ〇〇について追加の分析が必要だと考えているため、今後は〇〇を行い、結果の妥当性をさらに検討したいと考えています。
質問20:卒業研究で苦労した点は何ですか(名古屋大学など)
回答20:研究で苦労した点は、〇〇です。当初は〇〇がうまくいきませんでしたが、〇〇を行うことで改善を図りました。この経験から、研究では計画通りに進まない場合でも、原因を考え、方法を見直すことが重要だと学びました。
質問21:その経験を大学院でどのように活かしたいですか(JAISTなど)
回答21:卒業研究を通じて、〇〇という力を身につけることができました。大学院では、この経験を活かして、〇〇について主体的に調べ、課題を整理しながら研究を進めていきたいと考えています。
質問22:卒業研究と大学院での研究計画にはどのような関係がありますか(東京科学大学など)
回答22:卒業研究では〇〇に取り組んでおり、大学院ではその経験をもとに〇〇へ発展させたいと考えています。両者は、〇〇という問題意識の点でつながっており、卒業研究で得た知見を大学院でさらに深めたいです。
質問23:用語「〇〇」をわかりやすく簡潔に説明してください(東京科学大学など)
回答23:〇〇とは、簡単にいうと〇〇を指します。この分野では、〇〇を理解するうえで重要な概念です。私の研究テーマである〇〇においても、〇〇という点で関係していると考えています。
質問24:〇〇という理論について説明してください(東京科学大学など)
回答24:〇〇という理論は、〇〇を説明するための理論です。具体的には、〇〇という考え方が中心になります。この理論は、〇〇を理解するうえで重要であり、私の研究でも〇〇という点で参考になると考えています。
質問25:研究で使用している手法について説明してください(東京大学など)
回答25:私が使用している〇〇という手法は、〇〇を分析するための方法です。この手法を用いることで、〇〇を明らかにすることができます。今回の研究では、〇〇を検討するために適していると考え、この手法を用いています。
質問26:関連する先行研究にはどのようなものがありますか(東京大学など)
回答26:関連する先行研究として、〇〇に関する研究があります。この研究では、〇〇が明らかにされています。一方で、〇〇についてはまだ十分に検討されていないため、私の研究ではその点に着目したいと考えています。
質問27:志望教員の研究内容をどのように理解していますか(東京大学など)
回答27:〇〇先生は、主に〇〇について研究されていると理解しています。特に、〇〇に関する研究は、私の関心である〇〇と関連していると考えています。先生の研究を踏まえ、私も〇〇について深く学びたいと考えています。
質問28:あなたの研究テーマに関連する課題は何だと考えていますか(東京大学など)
回答28:私の研究テーマに関連する課題は、〇〇だと考えています。現在、〇〇という状況がある一方で、〇〇については十分に明らかになっていません。そのため、私の研究では〇〇の観点からこの課題を検討したいです。
質問29:この分野で今後重要になる論点は何だと思いますか(東京大学など)
回答29:今後重要になる論点は、〇〇だと考えています。理由は、〇〇の変化によって、〇〇に関する課題がより重要になると考えるためです。私自身も、大学院で〇〇について研究する中で、この論点に取り組みたいです。
質問30:大学院修了後はどのような進路を考えていますか(東京大学など)
回答30:大学院修了後は、〇〇への進路を考えています。大学院では〇〇について専門性を高め、その経験を将来的に〇〇の分野で活かしたいと考えています。
質問31:博士課程への進学は考えていますか(東京大学など)
回答31:現時点では、〇〇と考えています。まずは修士課程で〇〇についてしっかり研究に取り組み、その中でさらに研究を深めたいと考えた場合には、博士課程への進学も視野に入れたいです。
質問32:修了後は就職を考えていますか(NSITSなど)
回答32:現時点では、修了後は〇〇分野への就職を考えています。大学院で学ぶ〇〇や、研究を通じて身につける〇〇は、将来〇〇の仕事においても活かせると考えています。
質問33:研究内容を将来どのように活かしたいですか(東京科学大学など)
回答33:大学院での研究を通じて身につける〇〇を、将来は〇〇の分野で活かしたいと考えています。特に、私の研究テーマである〇〇は、〇〇という課題とも関係しているため、研究で得た知見を〇〇に役立てたいです。
質問34:将来の目標は何ですか(早稲田大学など)
回答34:将来の目標は、〇〇です。そのために大学院では、〇〇に関する専門性を深めるとともに、研究を通じて〇〇や〇〇といった力を身につけたいと考えています。
質問35:なぜその進路を考えているのですか(早稲田大学など)
回答35:その進路を考えている理由は、〇〇を通じて、〇〇に関心を持つようになったためです。大学院での研究は、その進路に必要な〇〇や〇〇を身につけるうえで重要だと考えています。

リョウジ
(大学名)は、あくまでも一例であり、記載の大学院以外でももちろん質問されています!
上記は最低限回答できるようにしておきましょう!
7. 面接で不安になりやすい人が意識すべきこと
院試面接に対して、不安を感じる受験生は少なくありません。
特に、面接経験が少ない人や、人前で話すことが苦手な人にとっては、「うまく答えられなかったらどうしよう」「専門的な質問に答えられなかったら落ちるのではないか」と心配になることもあるでしょう。
また、大学院入試の面接では、志望理由や研究計画だけでなく、卒論・卒研、専門知識、将来の進路についても聞かれる可能性があります。
そのため、準備すべきことが多く感じられ、不安が大きくなってしまう人もいます。
しかし、院試面接では、すべての質問に完璧に答えることだけが求められているわけではありません。
大切なのは、現時点での自分の考えを整理し、誠実に伝えることです。
ここでは、面接が不安な人が意識しておきたいポイントを3つに分けて解説します。
7-1. 完璧な研究者である必要はない
まず意識しておきたいのは、院試の時点で完璧な研究者である必要はないということです。
大学院入試を受ける段階では、多くの受験生はまだ学部生です。卒業研究に取り組んでいる途中であったり、研究経験が十分でなかったりすることも珍しくありません。
そのため、面接官も受験生に対して、すでに完成された研究者のような受け答えを求めているわけではありません。
もちろん、志望分野の基礎知識や研究計画の準備は必要です。
しかし、すべての専門知識を完璧に理解していなければならない、研究計画に一切の弱点があってはいけない、というわけではありません。
面接官が見ているのは、現時点での完成度だけではなく、大学院に入学した後に研究を進めていける可能性です。
たとえば、次のような点が見られています。
- 研究に対する関心や意欲があるか
- 自分の研究テーマについて考えているか
- わからないことを学ぼうとする姿勢があるか
- 質問に対して筋道立てて答えようとしているか
- 指導を受けながら成長していけそうか
つまり、院試面接では「すでに何でもできる人」ではなく、「大学院で研究を深めていける人」かどうかが見られています。
そのため、面接で少し言葉に詰まったり、考えながら答えたりすること自体は、大きな問題ではありません。
むしろ、自分の理解をもとに誠実に答えようとする姿勢の方が重要です。
面接対策では、完璧な回答を作ろうとしすぎるよりも、志望理由や研究計画について自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
特に、次の3つは最低限整理しておくと安心です。
- なぜ大学院に進学したいのか
- 大学院で何を研究したいのか
- なぜその研究室で学びたいのか
この3つが整理できていれば、面接全体の受け答えにも一貫性が出やすくなります。
完璧さを目指しすぎると、かえって緊張して話しにくくなることがあります。
院試面接では、完璧に見せることよりも、自分の考えを丁寧に伝えることを意識しましょう。
7-2. わからないことは正直に伝えてよい
院試面接では、想定していなかった質問をされることがあります。
特に、専門知識や先行研究、研究方法に関する質問では、すぐに答えられないこともあるでしょう。
そのようなときに大切なのは、無理に知っているふりをしないことです。
わからない質問に対して、曖昧な知識のまま断定的に答えてしまうと、かえって印象を悪くする可能性があります。
研究では、自分がわかっていることと、まだわかっていないことを区別する力が重要です。
そのため、面接でも、わからないことを正直に伝えたうえで、今後学ぶ姿勢を示すことが大切です。
たとえば、答えに詰まった場合は、次のように伝えることができます。
「申し訳ありません。その点については、現時点では十分に理解できていません。」
「関連する〇〇については学んでいますが、ご質問の〇〇については今後さらに勉強したいと考えています。」
「現時点での理解では〇〇だと考えていますが、まだ理解が不十分な部分もあるため、入学後にさらに深めたいです。」
このように答えることで、知ったかぶりをせず、誠実に向き合っている印象を与えられます。
もちろん、何でも「わかりません」と答えてよいわけではありません。
志望理由、研究計画、自分の卒論・卒研、志望教員の研究内容など、基本的な部分については事前に準備しておく必要があります。
しかし、専門的な細かい質問や、自分の研究計画の限界について聞かれた場合には、無理に完璧な答えを出そうとしなくても問題ありません。
大切なのは、次のような姿勢です。
- わかる範囲を整理して答える
- わからない部分は正直に伝える
- 今後どのように学ぶかを示す
- 質問を受け止めて考える姿勢を見せる
また、質問の意味がわからなかった場合は、無理に答え始めるのではなく、確認しても問題ありません。
たとえば、「申し訳ありません。ご質問は〇〇という理解でよろしいでしょうか」と聞き返すことで、質問の意図を確認できます。
面接では、沈黙を恐れてすぐに答えようとしすぎる必要はありません。
少し考える時間が必要な場合は、「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」と伝えてから、落ち着いて答えることもできます。
院試面接は、暗記した回答を披露する場ではなく、面接官との対話の場です。
わからないことがあったときこそ、誠実に対応する姿勢が大切になります。
7-3. 筆記試験や英語でカバーできる場合もある
面接が不安な人は、筆記試験や英語で得点を取ることも意識しましょう。
大学院入試では、面接だけで合否が決まるとは限りません。
多くの大学院では、筆記試験、英語試験、提出書類、面接などを総合的に評価します。
そのため、面接に苦手意識がある場合でも、筆記試験や英語でしっかり得点できれば、総合評価でカバーできる可能性があります。
特に、募集要項に配点が明記されている場合は、各試験の比重を確認しておくことが重要です。
たとえば、筆記試験の配点が大きい入試であれば、専門科目の得点が合否に大きく影響する可能性があります。
英語のスコア提出が必要な大学院であれば、TOEICやTOEFLなどのスコアを早めに準備しておくことで、面接以外の部分で評価を高められる場合があります。
一方で、面接やプレゼンの比重が高い入試では、面接対策に十分な時間をかける必要があります。
重要なのは、自分が受ける大学院で何が重視されているのかを把握し、対策の優先順位を決めることです。
面接が苦手だからといって、面接対策だけに時間を使いすぎる必要はありません。
逆に、筆記試験が重要な入試で面接対策ばかりに時間をかけてしまうと、本来得点すべき科目の準備が不足してしまう可能性があります。
そのため、まずは募集要項を確認し、次の点を整理しましょう。
- 筆記試験はあるか
- 英語試験や外部スコア提出はあるか
- 面接の配点はどのくらいか
- 口頭試問やプレゼンはあるか
- 研究計画書は評価対象になるか
これらを確認したうえで、筆記試験、英語、研究計画書、面接のどこにどれくらい時間を使うべきかを考えることが大切です。
面接が不安な場合でも、他の科目でしっかり準備できていれば、精神的にも余裕が生まれます。
また、筆記試験や英語の対策で身につけた知識は、面接でも役に立ちます。
専門科目を深く理解していれば、口頭試問で説明しやすくなります。
英語論文を読む力があれば、先行研究の理解にもつながります。
つまり、筆記試験や英語の対策は、面接対策と完全に別のものではありません。
面接が苦手な人ほど、筆記試験や英語で土台を固めつつ、志望理由や研究計画を自分の言葉で話す練習を少しずつ進めていくことが大切です。
不安をなくすより、準備で小さくする
院試面接の不安を完全になくすことは難しいかもしれません。
しかし、不安を小さくすることはできます。
そのためには、面接で聞かれそうな内容を整理し、自分の言葉で話す練習をしておくことが大切です。
特に、志望理由、研究計画、卒論・卒研、専門知識、将来の進路については、事前に準備しておくことで答えやすくなります。
また、完璧に答えようとしすぎる必要はありません。
大学院入試の面接では、完成された研究者としての能力だけでなく、研究に向き合う姿勢や、入学後に成長していける可能性も見られています。
面接が不安な人は、次のように考えてみてください。
「完璧に話す必要はない」
「わからないことは正直に伝えてよい」
「自分の考えを整理して、誠実に答えればよい」
このように捉えるだけでも、面接へのプレッシャーは少し軽くなります。
院試面接は、自分を過度によく見せる場ではありません。
自分がなぜ大学院に進学したいのか、どのような研究をしたいのか、なぜその研究室で学びたいのかを、面接官に伝える場です。
不安を感じること自体は自然なことです。
大切なのは、不安なまま何もしないことではなく、不安を前提に準備を進めることです。
一つひとつ準備を重ねていけば、本番でも落ち着いて自分の考えを伝えやすくなるでしょう。
8. まとめ
大学院入試の面接は、単に受験生の人柄を確認する場ではありません。
面接官は、受験生が大学院入学後に主体的に研究を進められるか、志望する研究室や指導教員と研究内容が合っているか、自分の考えを論理的に説明できるかを見ています。
特に重要なのは、志望理由と研究計画に一貫性があることです。
「なぜ大学院に進学したいのか」「なぜその研究科・専攻なのか」「なぜその研究室なのか」「大学院で何を研究したいのか」を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
また、院試面接の重要度は大学院や専攻によって異なります。
確認程度で終わる場合もあれば、面接やプレゼンが合否に大きく関わる場合もあります。そのため、まずは募集要項を確認し、面接の配点や形式を把握することが大切です。
面接対策では、志望理由、研究計画、卒論・卒研、専門知識、将来の進路について整理しておきましょう。
回答を丸暗記する必要はありません。大切なのは、自分の考えを整理し、質問に対して誠実に答えられる状態にしておくことです。
院試面接では、完璧な研究者であることが求められているわけではありません。
研究に向き合う姿勢、学ぶ意欲、論理的に説明しようとする姿勢が重要です。
不安を感じる場合でも、事前に準備を重ねることで、落ち着いて自分の考えを伝えやすくなります。
院試面接は、自分が大学院で何を学び、どのような研究をしたいのかを伝える大切な機会です。
しっかり準備を行い、自信を持って面接に臨みましょう。
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