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【2025年度最新版】東大院 工学系研究科 倍率過去10年分まとめ!専攻別で徹底解説!

今回は、東京大学大学院 工学系研究科の倍率を過去10年分のデータをもとに徹底的に解説していきます。

東京大学大学院の公式サイトで公開されているデータを参考にし、
INPASSが持つ過去のデータと照らし合わせて詳細解説を行っていきます。

特に今回は、どのサイトもまだ解説していない専攻別でチャート化させていただきました。

おそらくここまで詳しくまとめた記事は、他には存在しないと自負しています。

ぜひ本記事をブックマークに保存し、繰り返し確認するようにしてください!

もっと言うと、本来はINPASSの講師向けにしか公開していなかったデータになります。
是非最後までご覧ください!

Q. この記事の信ぴょう性は?

A.
本記事は、のべ500人以上もの院試相談の実績と指導を行ってきたオンライン院試塾INPASSによって作成された記事です。
また、東大院が実際に公開しているデータを用いて作成されているため、院試合格に向けた検討材料としても活用可能な記事となっています。

また本記事は、大学院入試情報サイト「insearch」さんと共同で作成させていただきました。

ぜひ下記の記事と合わせてご覧ください。
(insearchさんの記事内でも、INPASSを紹介いただきました!)


それでは本編に行きましょう!


東京大学大学院 志願者数の変化と全体倍率

それでは初めに、東大院全体の倍率をみていきましょう。

2022年度入試までほぼ右肩上がりで伸び続けていた外部からの志願者数ですが、なんと2023年度入試にはほぼ10年前と同等の人数まで減少しました。

ですが、そもそも2021~2022年度の入試はコ〇ナ禍でした。
これが意味することとしては、当時はすべての専攻がオンライン入試に切り替わったことから、誰もが東大院に受験しやすくなっていたことがうかがえます。
(これは東大院に限らず、他の大学院でも同様の傾向がみられました)

そして2023年度入試からは元の対面に切り替わった研究科が出始め、徐々にコ〇ナ前と同じように戻り始めました。

事実、学際情報学府は2025年度入試もオンラインで実施だったこともあり、倍率は10年前から右肩上がりが続いています。

あくまでも推測ですが、このような背景が志願者数の増加に起因していたことがうかがえます。

とはいえ、昨年までに志願者数が再度増加傾向にあることから、外部からの東大院人気は増加しつつあることは間違いないでしょう

もしその他東大院の各研究科の倍率を確認したい場合は、下記の記事を合わせてお読み下さい。


東大院 工学系研究科 倍率

まずは工学系研究科全体の倍率を把握していきましょう。

工学系研究科全体

全体倍率: 平均1.74倍
外部倍率: 平均2.74倍

工学系は、全体倍率が1.5倍〜2倍で安定して推移しており、比較的緩やかな競争環境です。

専攻や研究室の人気に偏りますが、他の研究科に比べて全体的には外部生にとっても極めて厳しい競争ではありません。

また、10年前に比べて外部からの合格者数が増加傾向にあります。

入試問題の数学のレベルが高いことから攻略難易度は高いものの、適切な準備があれば合格の可能性が十分にあります。



社会基盤学専攻

それではここからは、専攻ごとの倍率を見ていきましょう

社会基盤学専攻の入試倍率の傾向として、全体の倍率は比較的安定していますが、近年の志願者数の減少傾向が見られます。特に、外部からの志願者倍率(他大学からの応募者の倍率)は、全体倍率と比較して若干高めです。

具体的な年ごとのデータを見ると、全体倍率はおおよそ1.3倍から2倍の範囲内で推移しており、外部倍率もそれに類似しています。しかし、2020年以降、志願者数がやや減少していることから、倍率自体は少し緩やかになっていると言えるでしょう。

このため、競争の激しさが以前ほどではないものの、依然として工学系研究科の中では中間~やや倍率が高めであり、特に外部からの応募者にとっては厳しい状況が続いています。


建築学専攻

建築学専攻の入試倍率においても、全体倍率は比較的高めに推移しています。外部からの志願者倍率は全体倍率よりも一貫して高く、特に外部からの競争が激しいことがわかります。

近年のデータから見ると、全体倍率はおおむね1.5倍から2.5倍の範囲で動いており、特に外部倍率は3倍を超えることが多く、工学系の中ではやや厳しい競争が続いていることが示されています。

応募者の動向により、年によって変動があるものの、安定した倍率の高さが伺えます。

都市工学専攻

都市工学専攻の入試倍率は安定した高倍率を示しています。外部からの志願者倍率も比較的高く、外部からの応募者が多いことが特徴です。

年ごとのデータから見ると、全体倍率は概ね1.5倍から2倍で推移しており、外部倍率はさらに高い水準にあります。外部からの倍率は、工学系の中でもやや高い部類ではあるものの、定員とそれに対する志願者数が他の専攻よりも少ないことから、値にばらつきが出やすい傾向にあります。

機械工学専攻

全体倍率;平均1.72倍
外部倍率:平均3.00倍

機械工学科の志願者数は年ごとに大きな変動はなく、安定しています。内部進学者の数も一定の割合を占めますが、外部受験者の数が比較的多く、そのため外部倍率が高いのが特徴です。

コロナ禍でも変動がなかったことから、トレンドにはあまり左右されにくい専攻にあることもうかがえます。

精密工学専攻

全体倍率;平均1.62倍
外部倍率:平均2.35倍

志願者数は年ごとに安定しており、内部進学者と外部受験者がバランスよく存在しています。

外部倍率も、他の研究科に比べてもやや低い傾向にあることが伺えます

ただし、入試科目が英語と数学以外にも物理が問われるため、比較的に対策が重くなりやすいです。
したがって、早めに対策を始めることをお勧めします!


システム創成学専攻

全体倍率;平均1.70倍
外部倍率:平均2.71倍

全体倍率も外部倍率も、他の専攻に比べてやや低い傾向にあります。

ここ近年志願者数が増加したにもかかわらず倍率が減少しているのは、合格者数が増えている傾向にあるためです。

すなわち、システム創成学専攻が求める基準に満たせれば、合格可能性は十分にあることが伺えるでしょう。

航空宇宙学専攻

全体倍率;平均1.67倍
外部倍率:平均3.47倍

外部倍率が3.47倍と高く、工学系の中では外部からの受験者にとってやや厳しい競争が特徴です。

定員が少ない専攻は倍率が上下動しやすい傾向にありますが、航空宇宙工学専攻では2018年を除き、倍率が安定している傾向にあります。

これは近年の志願者数が少なく、合格者数が増えているためです。

航空宇宙工学専攻は他の専攻同様の数学が問われることから決して対策が簡単ではないため、出願する外部生徒のレベルが上昇傾向にある可能性が考えられます。

電気系工学専攻

全体倍率;平均1.69倍
外部倍率:平均2.16倍

電気系工学専攻の全体倍率は1.69倍、外部倍率は2.16倍と、比較的安定した傾向にあります

近年は志願者数が増加傾向にあるにもかかわらず、合格者数が増えていることから、電気系工学専攻の求める基準を突破できていれば合格できる可能性があります。

ただし他の専攻とは違い、電気系工学専攻は独自の物理科目の試験が問われます。

したがって、電気系工学専攻に特化した対策を行うことが求められることから、対策難易度がそこまで低くないことは考慮が必要です。

物理工学専攻

全体倍率;平均1.57倍
外部倍率:平均3.17倍

物理工学専攻の全体倍率は1.57倍と比較的穏やかな一方で、外部倍率は3.17倍と非常に高く、外部からの志願者にとってやや厳しい競争が特徴です。

なんといっても院試の物理科目が重たいのが特徴です。なめてかかると爆死します。

ですので、基礎が固まったらとにかく応用問題になれることが重要です。

時間をかけて物理対策を行う必要があることから、早めの院試対策開始が求められます。

マテリアル工学専攻

全体倍率;平均1.34倍
外部倍率:平均2.44倍

グラフからもわかる通り、過去10年のうちほぼ倍率に変動がないことから、安定傾向にあります。

マテリアル工学は、ナノテクノロジー、半導体材料、エネルギー材料、バイオマテリアルなど、幅広い分野にまたがっています。近年、脱炭素社会を支える次世代材料や環境負荷の低い新素材の研究が注目されており、これらの分野への関心がある人は是非一度検討してみることをオススメします。

応用工学専攻

全体倍率;平均1.52倍
外部倍率:平均2.31倍

定員が33名と少ないにもかかわらず、比較的倍率が安定の傾向にあります。

ただし、2024年度は外部志願者数の増加と合格者数の減少から、外部売留津の減少傾向にあったことから、今後の動向は注視していくとよいでしょう。

化学システム工学専攻

全体倍率;平均1.66倍
外部倍率:平均2.41倍

2018年を境に、倍率が減少傾向にあります。

近年は内部の合格者が上昇傾向にあることもうかがえますが、定員以上の合格者を出していることから、倍率減少に寄与していることが伺えます。

化学生命工学専攻

全体倍率;平均1.38倍
外部倍率:平均2.15倍

本専攻も、定員が少ないにもかかわらず安定の傾向にあります。

外部からのチャンスもうかがえる専攻のため、十分な筆記対策を行うことをぜひ意識してください!

原子力国際専攻

全体倍率;平均1.56倍
外部倍率:平均2.17倍

定員が20名と少なく、近年は倍率の変動が激しい傾向にあります。

5年前までは外部倍率が1.5倍であり外部からも受験しやすい専攻として有名でしたが、近年はその通説がネットで浸透した成果、志願者数も相対的に増加の傾向にあり、一概には言えなくなりつつあります。

ぜひ入念な対策を行ったうえで受験されることを強くオススメします!

バイオエンジニアリング専攻

全体倍率;平均1.43倍
外部倍率:平均1.67倍

工学系の中では珍しく、倍率が内部も外部もほぼ2倍を切っている専攻です。

とはいえ専門性のフィットが求められるため、筆記試験だけでなく面接試験での質疑応答にかかる対策を入念に行うことが非常に需要になります!


技術経営戦略学専攻(TMI)

全体倍率2.55倍外部倍率5.89倍という厳しい競争が特徴で、外部からの受験者にとってはかなり高いハードルとなっています。

なんといっても定員が21名と少なく、かつ東大院で唯一の経営工学が学べる専攻であることから、社会人(特にビジネスマン)から絶大な人気を誇っています。

したがって、今後もゆるぎないポジションを取り続けることが予想されます。

本記事のまとめ

さていかがでしたでしょうか?

今回は東京大学大学院 工学系研究科の過去10年分の倍率についてまとめてきました。

おそらくここまで詳しくまとめた記事は、我々以外にないかと思います。

ぜひ本記事をブックマークに保存し、繰り返し確認するようにしてください!

本記事を読んだ人だけの特典!

東大の院試において、倍率の攻略は非常に重要ですが、倍率がわかっただけでも対策は十分に行えません。


そこでINPASSでは、受験生一人ひとりが大学院受験に成功できるように、筆記試験から研究計画書、志望理由書や面接対策など、院試におけるあらゆる面において全面的なサポートを提供しています。

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