横浜国立大学大学院の倍率を調べる際は、大学院全体を一つの集団として見るだけでは不十分です。
横浜国立大学には、経済・経営・法学を扱う学府、理工系の大規模な学府、環境と情報を組み合わせる学府、都市を共通の研究対象とする学府に加え、教育支援を担う研究科と、既存の学府を横断する学環があります。
それぞれの教育組織には、横浜国立大学の学部から継続して進学する学生、国内の別大学から研究環境を移す学生、海外の大学から出願する学生が、異なる割合で集まっています。
したがって、大学院全体の倍率だけを見ても、自分と同じ条件で出願する受験生が、どの程度集まっているのかは分かりません。
本記事では、倍率を合格可能性の予測値として扱うのではなく、各組織へ向かう受験生の流れと、実際の受け入れ規模を照合するための指標として使用することをオススメします!
また本記事は、オンライン院試塾INPASSが、横浜国立大学大学院を含む大学院入試の志望先選定、研究計画書・志望理由書の添削、専門試験対策、研究室への連絡、面接指導で蓄積した知見をもとに作成しています。
また本記事は、大学院入試情報サイト「insearch」さんと共同で作成させていただきました。
ぜひ下記の記事と合わせてご覧ください。
(insearchさんの記事内でも、INPASSを紹介いただきました!)

ここから、横浜国立大学大学院修士課程の倍率を確認します。


リョウジ
横国大院は、組織ごとにデータをさかのぼれる起点が異なります。古い数字を増やすより、現在と比較可能な数字を残すことを優先しましょう。
横浜国立大学大学院修士課程の教育組織
横浜国立大学大学院の修士段階には、現在、次の研究科・学府・学環があります。
教育学研究科
教育支援専攻
国際社会科学府
経済学専攻、経営学専攻、国際経済法学専攻
理工学府
機械・材料・海洋系工学専攻、化学・生命系理工学専攻、数物・電子情報系理工学専攻
環境情報学府
人工環境専攻、自然環境専攻、情報環境専攻
都市イノベーション学府
建築都市文化専攻、都市地域社会専攻
先進実践学環
複数の学府を横断する修士課程
教育学研究科と先進実践学環は、どちらも正式には修士課程です。
ただし、使用する入試実績データでは、国際社会科学府、理工学府、環境情報学府、都市イノベーション学府の修士課程とは別の区分に収録されています。
そこで本記事では、4学府の修士課程と、教育支援専攻・先進実践学環を分けて表示します。
高度教職実践専攻は今回の集計対象外
教育学研究科には、教育支援専攻のほか、高度教職実践専攻があります。
高度教職実践専攻は教職大学院に当たる専門職学位課程であり、一般的な修士課程とは修了要件や教育目的が異なります。
そこで本記事は修士課程の倍率を扱うため、高度教職実践専攻の志願者数・入学者数から除外しています。
組織ごとにグラフの開始年度を変更
横浜国立大学大学院では、現在の専攻が一斉に同じ年度から始まったわけではありません。
そのため、本記事では、次の基準で表示期間を設定します。
国際社会科学府
現行の学府へ移行した2013年度以降
理工学府
現在の3専攻へ改編された2018年度以降
環境情報学府
現在の3専攻へ再構成された2018年度以降
都市イノベーション学府
アップロードデータで現行2専攻を追える期間
教育支援専攻
専攻が設置された2021年度以降
先進実践学環
学環が始動した2021年度以降
理工学府の前身となる工学府や、環境情報学府の旧専攻にも入試実績はあります。
しかし、旧専攻の数字を現在の3専攻へ割り振ることはできません。名称が異なるだけでなく、教育分野のまとめ方も変わっているためです。
現在の志望先を検討する記事では、データの長さより組織の同一性を優先します。
横浜国立大学大学院の倍率の計算方法
本記事では、志願者数を入学者数で割った値を倍率として掲載します。
倍率 = 志願者数 ÷ 入学者数
ここでいう入学者は、試験に合格した人ではなく、最終的に横浜国立大学大学院へ進学した人です。
合格後に別の大学院を選んだ人がいる場合や、就職、資金、在留資格などの事情で入学しなかった人がいる場合、合格者を基準にした倍率とは一致しません。
特に国外からの出願が多い専攻では、合格後の進学判断によって、志願者数と入学者数の差が広がることがあります。
倍率を見る際は、選考の厳しさだけでなく、出願後にどの程度の学生が実際に進学したのかを示す数字として読みましょう。
横浜国立大学大学院4学府の修士課程倍率
最初に、国際社会科学府、理工学府、環境情報学府、都市イノベーション学府を合計した修士課程の推移を確認します。
現在の専攻構成を共通して確認できる2018年度以降に表示期間を限定しています。
外部倍率
3.30 倍
難しめ外部倍率は3.30倍で、外部受検ではやや競争が強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 640 | 537 | 1.19 |
| 外部 | 696 | 211 | 3.30 |
| 全体 | 1,336 | 748 | 1.79 |
4学府の合計には、内部進学が大きな割合を占める理工系専攻と、国内外から広く出願が集まる社会科学・都市系専攻が同時に含まれています。
そのため、全体表示の倍率が安定していても、学府別・専攻別に見ると異なる動きが確認できます。
内部表示は、横浜国立大学の学部から研究を継続する進学経路を把握する際に役立ちます。
外部国内表示では、他大学から横浜国立大学へ研究環境を移す受験生の集中度を確認できます。
国外表示には、英語による教育プログラムや国際的な研究領域への出願も含まれるため、国内一般選抜とは異なる動きが現れる場合があります。

リョウジ
4学府の合計倍率は、横国大院の規模を示す数字です。自分の受験条件を知るには、内部・外部国内・国外へ表示を切り替えてください。
4学府の最新年度倍率ランキング
学府単位のランキングでは、国際社会科学府、都市イノベーション学府と、理工学府・環境情報学府の間に倍率差が見られます。
社会科学や都市研究では、横浜国立大学の学部出身者以外からも、研究テーマを基準に志願先が選ばれやすくなります。
一方、理工系では、学部の卒業研究から同じ研究室・教育分野へ進む内部進学者が、受け入れ人数の基盤となる専攻があります。
この違いは、学問分野そのものの難しさではなく、進学経路と募集規模の違いによって生じています。
4学府の専攻別倍率ランキング
専攻別に分けると、同じ学府の中にも倍率差があることが分かります。
国際社会科学府では、経済学、経営学、国際経済法学で、内部・外部国内・国外の構成が異なります。
環境情報学府でも、人工環境、自然環境、情報環境では、研究対象と志願者の出身が同じではありません。
ランキングを確認した後は、必ず志願者数・入学者数へ戻り、倍率が志願者の増加によるものか、受け入れ人数の小ささによるものかを確認しましょう。
教育学研究科・先進実践学環の最新年度倍率
教育支援専攻と先進実践学環は、4学府とは別区分で比較します。
教育支援専攻は国内外の外部志願者が大きな割合を占め、先進実践学環は横浜国立大学内部からの進学と外部からの出願の双方が見られます。
教育学研究科・先進実践学環の倍率
教育学研究科教育支援専攻と先進実践学環は、いずれも2021年度に始まった修士課程です。
ただし、二つの組織が養成する専門性は大きく異なります。
教育支援専攻では、心理支援または日本語教育を通じて、学校や地域で生じる具体的な困難に向き合います。
先進実践学環では、一つの学府に研究を閉じず、社会科学、理工学、環境、都市などの知識を組み合わせて課題を検討します。
教育支援では、支援を必要とする人との関係を壊さずに、研究上の証拠を取得することが課題になります。
先進実践学環では、複数分野を学ぶこと自体を目的にせず、異なる分野の知識を、一つの成果へ接続する役割分担が必要です。

リョウジ
似ているのは設置年度だけです。教育支援は人との関係、先進実践学環は分野間の接続を中心に研究計画を点検しましょう。
教育支援専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
4.63 倍
難しめ外部倍率は4.63倍で、外部受検ではやや競争が強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 3 | 2 | 1.50 |
| 外部 | 74 | 16 | 4.63 |
| 全体 | 77 | 18 | 4.28 |
教育支援専攻では、横浜国立大学内部よりも、国内の他大学と国外からの志願者が大きな割合を占めています。
心理学、日本語教育、教育支援などを別の大学で学んできた受験生にも開かれた専攻である一方、受け入れ人数に対して出願が集まりやすい構成です。
外部受験生は、現在の学修分野を伝えるだけでなく、それを学校・地域・日本語教育の現場へどのように適用するのかを説明する必要があります。
心理支援に関する研究では、支援の利用者が、同時に研究参加者となる場合があります。
支援を受ける人
児童生徒、保護者、日本語学習者など
支援を実施する人
教員、心理職、日本語教育担当者など
研究協力を承認する人
学校、施設、保護者、管理者など
データを分析する人
個人を特定できる情報へ接する研究者
四者の役割を同一視すると、誰の同意が必要なのか、誰が研究参加を拒否できるのかが曖昧になります。
面接では、研究上の意義だけでなく、研究対象者へどのような負担が発生するのかも説明できるようにしてください。
先進実践学環の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
2.10 倍
標準外部倍率は2.10倍で、外部受検者にとって標準的な競争水準
内部倍率より外部倍率が低く、外部からでも狙いやすい可能性があります。 外部志願者も一定数おり、外部受検者にも開かれた専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 83 | 27 | 3.07 |
| 外部 | 42 | 20 | 2.10 |
| 全体 | 125 | 47 | 2.66 |
先進実践学環では、横浜国立大学内部からの志願者が一定の割合を占める一方、外部国内・国外からも出願が集まっています。
4学府を横断して学べるため、既存の専攻区分だけでは収まりにくい研究課題を持つ受験生にとって、独自の進学先になります。
ただし、研究テーマに複数分野の言葉を並べるだけでは、分野横断型の研究になりません。
たとえば、AIと都市政策を組み合わせる場合、AIを使用すること自体を新規性としないようにします。
都市政策のどの判断に情報が不足しているのか、その情報をAIでどのように生成・分類・予測するのか、生成した情報を誰が使用するのかを順に決めます。
データサイエンスと社会科学を接続する研究でも、分析モデルの精度と、社会的な意思決定の妥当性は同じではありません。
高い精度を持つモデルであっても、使用したデータが特定地域や特定集団へ偏っていれば、政策や事業へ適用した際に不利益が生じる可能性があります。
研究計画書には、技術的な評価と、利用場面での評価を分けて設けましょう。
国際ガバナンスや成熟社会に関する研究では、社会課題の広さに対して、修士論文で扱える証拠が不足しやすくなります。
国際社会、人口変動、地域課題などを包括的に論じるのではなく、特定の制度、組織、地域、意思決定へ分析単位を下げてください。
横浜アーバニストなど都市を扱うテーマでは、都市を背景として紹介するだけでなく、横浜という場所から何を観測できるのかを考えます。
横浜国立大学大学院 国際社会科学府の倍率
国際社会科学府には、経済学専攻、経営学専攻、国際経済法学専攻があります。

リョウジ
社会課題の名称ではなく、結論を出すときに使いたい証拠と判断規則から専攻を選びましょう。
国際社会科学府の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
4.25 倍
難しめ外部倍率は4.25倍で、外部受検ではやや競争が強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 23 | 21 | 1.10 |
| 外部 | 353 | 83 | 4.25 |
| 全体 | 376 | 104 | 3.62 |
経済学専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
6.00 倍
高難度外部倍率は6.00倍で、外部受検者にとって競争がかなり強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 9 | 9 | 1.00 |
| 外部 | 180 | 30 | 6.00 |
| 全体 | 189 | 39 | 4.85 |
※2019年度の内部倍率は、募集がなかった可能性、または合格者がいなかったため倍率を表示していません。
経済学専攻は、国外を含む外部志願者の存在感が大きく、専攻別倍率でも高い位置に現れやすい専攻です。
経営学専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
4.20 倍
難しめ外部倍率は4.20倍で、外部受検ではやや競争が強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 14 | 12 | 1.17 |
| 外部 | 126 | 30 | 4.20 |
| 全体 | 140 | 42 | 3.33 |
経営学専攻には、横浜国立大学内部、国内の他大学、国外から志願者が集まっています。
企業や組織に関する研究は、実務経験を持つ受験生にも取り組みやすく見えますが、業務上の成果報告と学術研究は異なります。
経営上の意思決定を研究する場合は、結果だけでなく、意思決定時点で利用できた情報を確認しましょう。
国際経済法学専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
2.04 倍
標準外部倍率は2.04倍で、外部受検者にとって標準的な競争水準
外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 0 | 0 | - |
| 外部 | 47 | 23 | 2.04 |
| 全体 | 47 | 23 | 2.04 |
※2016、2017、2021年度の内部倍率は、合格者がいなかったため倍率を表示していません。
※2019、2020、2024、2025年度の内部倍率は、募集がなかった可能性、または合格者がいなかったため倍率を表示していません。
国際経済法学専攻は、国外からの志願者が大きな割合を占める年度があります。
国内法だけでなく、国際取引、経済活動、国際機関、開発、ガバナンスなどへ関心を持つ受験生が集まりやすい専攻です。
横浜国立大学大学院 理工学府の倍率
理工学府には、機械・材料・海洋系工学専攻、化学・生命系理工学専攻、数物・電子情報系理工学専攻があります。
三専攻には複数の教育分野が含まれ、同じ専攻内でも、研究室で日常的に行う作業は大きく異なります。
設計図を作成する研究、材料を加工する研究、反応を測定する研究、生命現象を観察する研究、数理的な証明を行う研究、電子回路や情報システムを開発する研究が、一つの学府に集まっています。
志望先を選ぶときは、研究テーマの言葉だけでなく、研究室で繰り返す作業と、結果を評価する基準を確認してください。
理工学府の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
2.29 倍
標準外部倍率は2.29倍で、外部受検者にとって標準的な競争水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者も一定数おり、外部受検者にも開かれた専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 359 | 307 | 1.17 |
| 外部 | 144 | 63 | 2.29 |
| 全体 | 503 | 370 | 1.36 |
理工学府では、横浜国立大学内部からの志願者・入学者が大きな割合を占めています。
学部の卒業研究から研究テーマを継続する学生が多い一方、国内の他大学や国外からも一定数の出願があります。
外部受験生は、専攻全体の倍率だけを見て、内部生と同じ準備状況であると考えないようにしましょう。
機械・材料・海洋系工学専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
2.77 倍
標準外部倍率は2.77倍で、外部受検者にとって標準的な競争水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者も一定数おり、外部受検者にも開かれた専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 107 | 89 | 1.20 |
| 外部 | 61 | 22 | 2.77 |
| 全体 | 168 | 111 | 1.51 |
化学・生命系理工学専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
1.77 倍
やや狙い目外部倍率は1.77倍で、準備次第で現実的に狙いやすい水準
内部倍率との差は大きくなく、外部受検者にも比較的フラットな競争環境と見られます。 外部志願者は少なめで、内部進学者中心の傾向があります。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 101 | 96 | 1.05 |
| 外部 | 23 | 13 | 1.77 |
| 全体 | 124 | 109 | 1.14 |
化学・生命系理工学専攻は、内部進学者の割合が特に大きい専攻の一つです。
数物・電子情報系理工学専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
2.14 倍
標準外部倍率は2.14倍で、外部受検者にとって標準的な競争水準
内部倍率との差は大きくなく、外部受検者にも比較的フラットな競争環境と見られます。 外部志願者も一定数おり、外部受検者にも開かれた専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 151 | 122 | 1.24 |
| 外部 | 60 | 28 | 2.14 |
| 全体 | 211 | 150 | 1.41 |
数物・電子情報系理工学専攻は、理工学府の中でも志願者・入学者の規模が大きい専攻です。
外部受験生は、自分の専門分野だけでなく、志望研究室がどの種類の厳密さを重視しているのかを確認してください。
横浜国立大学大学院 環境情報学府の倍率
環境情報学府には、人工環境専攻、自然環境専攻、情報環境専攻があります。
三専攻は「環境」という言葉を共有していますが、環境として捉える対象が異なります。
人工環境専攻では、人が設計・運用する建築、施設、産業、安全、社会システムなどを扱います。
自然環境専攻では、生態系、生命現象、地球科学、自然災害などをテーマにしている研究室が多く存在します。
情報環境専攻では、情報技術だけでなく、情報を生み出し、受け取り、判断する人間や社会も研究対象になります。
環境情報学府の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
2.53 倍
標準外部倍率は2.53倍で、外部受検者にとって標準的な競争水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者は少なめで、内部進学者中心の傾向があります。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 173 | 151 | 1.15 |
| 外部 | 38 | 15 | 2.53 |
| 全体 | 211 | 166 | 1.27 |
環境情報学府では、内部進学者が受け入れ規模の中心となっています。
一方、情報環境専攻などでは外部国内・国外からも出願があり、専攻によって志願者構成が異なります。
人工環境専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
1.33 倍
狙い目外部倍率は1.33倍で、外部受検者にとって狙いやすい水準
内部倍率との差は大きくなく、外部受検者にも比較的フラットな競争環境と見られます。 外部志願者は少なめで、内部進学者中心の傾向があります。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 67 | 60 | 1.12 |
| 外部 | 8 | 6 | 1.33 |
| 全体 | 75 | 66 | 1.14 |
人工環境専攻は、内部進学者の割合が大きく、志願者数と入学者数が比較的近い年度があります。
自然環境専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
1.50 倍
やや狙い目外部倍率は1.50倍で、準備次第で現実的に狙いやすい水準
内部倍率との差は大きくなく、外部受検者にも比較的フラットな競争環境と見られます。 外部志願者は少なめで、内部進学者中心の傾向があります。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 33 | 23 | 1.43 |
| 外部 | 6 | 4 | 1.50 |
| 全体 | 39 | 27 | 1.44 |
自然環境専攻は、人工環境・情報環境と比べて受験者の規模が小さい年度があります。
少人数の専攻では、一人の志願・入学による倍率変化が相対的に大きくなるため、複数年度の推移を確認してください。
情報環境専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
4.80 倍
難しめ外部倍率は4.80倍で、外部受検ではやや競争が強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者も一定数おり、外部受検者にも開かれた専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 73 | 68 | 1.07 |
| 外部 | 24 | 5 | 4.80 |
| 全体 | 97 | 73 | 1.33 |
情報環境専攻では、内部進学者が中心となる一方、外部国内・国外からの出願も見られます。
情報技術、数理、セキュリティ、人間と情報の関係など、異なる研究分野が含まれるため、専攻全体の倍率と研究室単位の受け入れは分けて考えましょう。
横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府の倍率
都市イノベーション学府には、建築都市文化専攻と都市地域社会専攻があります。
両専攻は都市を共通の研究対象としますが、都市のどの部分へ焦点を当てるかが異なります。
建築都市文化専攻では、建築、空間、デザイン、芸術文化、都市文化などを通じて、都市の形と経験を検討します。
都市地域社会専攻では、地域社会、公共性、国際協力、都市基盤、インフラ、防災などから、都市を支える関係と仕組みを研究します。
誰にとっての都市問題を扱い、どの範囲までを一つの研究単位とするのかを決めることが重要です。

リョウジ
都市を一人の利用者の視点だけで説明しないようにしましょう。同じ空間でも、立場によって問題と利益が変わります。
都市イノベーション学府の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
3.22 倍
難しめ外部倍率は3.22倍で、外部受検ではやや競争が強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 85 | 58 | 1.47 |
| 外部 | 161 | 50 | 3.22 |
| 全体 | 246 | 108 | 2.28 |
都市イノベーション学府では、外部国内・国外からの志願者が、学府全体の倍率へ大きく影響しています。
建築、都市文化、地域社会、都市基盤など、異なる学部教育から接続できる研究領域を持つためです。
外部受験生にとって進学機会がある一方、専攻内のコース・系によって、専門試験、提出物、研究方法が変わります。
学府全体の倍率を確認した後は、必ず自分が出願するコース・系の過去問や提出要件まで確認してください。
建築都市文化専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
3.58 倍
難しめ外部倍率は3.58倍で、外部受検ではやや競争が強い水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 54 | 37 | 1.46 |
| 外部 | 118 | 33 | 3.58 |
| 全体 | 172 | 70 | 2.46 |
建築都市文化専攻は、横浜国立大学内部だけでなく、外部国内・国外から多くの志願者が集まる専攻です。
建築系、都市文化系、都市デザインなどでは、同じ専攻内でも提出物や研究成果の形が異なります。
ポートフォリオを提出する場合も、作品数を増やすだけでなく、作品ごとに異なる設計判断や研究上の成長が伝わる構成にしましょう。
都市地域社会専攻の志願者数・入学者数・倍率
外部倍率
2.53 倍
標準外部倍率は2.53倍で、外部受検者にとって標準的な競争水準
外部倍率が内部倍率より高く、外部受検では各種提出書類や試験の完成度がより重要です。 外部志願者の比率が高く、外部生が受けやすい専攻と見られます。
| 出願者区分 | 志願者(人) | 合格者(人) | 倍率(倍) |
|---|---|---|---|
| 内部 | 31 | 21 | 1.48 |
| 外部 | 43 | 17 | 2.53 |
| 全体 | 74 | 38 | 1.95 |
都市地域社会専攻にも、内部、外部国内、国外から志願者が集まっています。
地域社会を扱う人文社会系の研究と、都市基盤・インフラを扱う工学系の研究が含まれるため、研究方法の幅が広い専攻です。

リョウジ
都市環境に関連する研究科は、近年人気傾向にあります。対策は入念に計画を立てて行うことを強くオススメします。
横浜国立大学大学院の倍率を院試対策へ反映する方法
倍率を確認した後は、その数字を志望先の変更だけに使わないようにしましょう。
倍率データから、内部・外部国内・国外のどこに競争が集中しているのかを読み取り、自分の準備項目へ変換することが重要です。
横浜国立大学大学院の院試対策に不安がある場合
横浜国立大学大学院では、研究科・学府・学環によって組織の開始年度、内部・外部の構成、研究方法が異なります。
オンライン院試塾INPASSでは、横浜国立大学大学院を目指す受験生に対して、学府・専攻・研究室の選定、研究計画書・志望理由書の作成、専門試験の学習計画、研究室への連絡、面接対策を個別にサポートしています。
「複数の学府で研究テーマを扱えそうで決められない」「外部受験で内部生との差を整理したい」「組織改編前の倍率や過去問をどう扱うべきか分からない」という方は、志望先を確定する段階から準備を進めましょう。


リョウジ
横国大院では、研究テーマの名称より、どの学府の方法でそのテーマへ答えるのかを決めることが重要です。
まとめ
本記事では、横浜国立大学大学院の修士課程について、現在の研究科・学府・学環・専攻に対応する志願者数、入学者数、倍率を確認しました。
横浜国立大学大学院には、専門性を深める学府と、分野を横断する学環の双方があります。
選択肢が多いからこそ、倍率の低い組織を探すだけでは、自分に適した進学先を決められません。
研究に使用する資料・データ・実験・設計・調査を明確にし、その方法を指導できる教員と設備がある所属先を選びましょう。
そのうえで、自分と同じ出願区分の倍率推移を確認し、専門試験、研究計画書、研究室への連絡、面接へ準備内容を落とし込むことが重要です。
横浜国立大学大学院に受かるには…まず○○すべし!
本記事を読んで、横浜国立大学大学院に行きたい!と思ったものの、一人で対策するのは不安、、、
横浜国立大学院や東大院、京大院、東工大院、一橋、早慶の大学院に合格するためには何から手を付けて良いかわからない方がほとんどかと思います
そのうえで、自分と同じ出願区分の倍率を確認し、研究計画書と専門試験の準備へ反映させることが重要です。
そこでのべ数百人以上もの相談実績のあるINPASSが断言しましょう。
まずは院試戦略を立てること、これに尽きます。
院試戦略を最初にどのくらい綿密に建てられたかで、その後の合否が大きく左右されます。
とはいえ、自分ではなにをやっていいかわからないという方に朗報です。
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